各話あらすじ
第 97 話 笑顔の別れ!新しい日々へ…
2011/03/27
脚本:隈沢 克之/小山 高生 演出:野渡 康弘

ついにセルを倒した孫悟飯は、すべての力を出し切って気を失ってしまった。回復させるために神の宮殿にいるデンデのところへ連れて行こうと、天津飯は悟飯を抱えあげる。ヤムチャは息絶えたトランクスを、そしてクリリンは人造人間18号を連れていくのだった。みんなを先に行かせたピッコロに手を貸そうかと声をかけられたベジータは、それを断わる。ピッコロが天界に向かった後、一人残ったベジータは、孫悟空の死にざまと戦いの凄まじさを思い出しながら自分の無力さをかみしめ、もう自分は戦わないと誓い、その場を去るのだった。

荒れ果てた大地にミスター・サタンは呆然と立ちすくんでいた。意識を取り戻したアナウンサーの質問に、サタンは自分がセルを倒したと嘘をついてしまう。全世界にセルの脅威が去ったことを中継し、人々は喜びに沸いた。一方、神の宮殿では、デンデの能力によって悟飯が回復し意識を取り戻す。悟空の死をいたむデンデに、悟飯は戦いの中で悟空の声が聞こえ、親子で一緒に戦っていたからセルに勝てたと明るい表情で笑うのだった。18号も目覚めるが、クリリンにかばわれたことを知っても、悪態をついて去ってしまう。気落ちするクリリン。

ドラゴンボールで神龍を呼び出し、一つ目の願いでセルに殺された人々をよみがえらせる。トランクスも生き返ったが、やはり一度死んでいる悟空は復活できなかった。ナメック星の神龍ポルンガなら生き返らせることも可能かもとデンデが発案するが、あの世にいる悟空から、自分の存在のせいで、地球に危機を招いているのかもしれないので、死んだままでいいというメッセージが届く。みんなはそれぞれの思い出を胸に、悟空との別れを受け入れた。二つ目の願いで、クリリンは17号と18号を元の人間に戻してくれと頼むが、それは無理だった。

クリリンはせめて爆破装置を取り除いてもらう。二人はお似合いだとこぼすクリリンに、物陰から見ていた18号は、17号は双子の弟だと告げ、再開の言葉を残して去って行った。天津飯は餃子のところに戻った。ヤムチャはトランクスにベジータが息子の仇をとろうとしたことを告げる。悟飯はチチにことの次第を報告し、ピッコロは神の宮殿に残った。翌日、トランクスが未来に帰る時が来た。見送るみんな。今のトランクスの力があれば、未来の人造人間もセルも倒すことができる。こうして長い闘いは終わり、平和な日々が戻って来たのであった。

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