各話あらすじ
第 95 話 バイバイみんな!これが地球を救う唯一の道
2011/03/06
脚本:戸田 博史/松井 亜弥 演出:野渡 康弘

急激に身体をふくらませ始めたセルの目的は、地球もろとも自爆することだった。あと一分で爆発する。孫悟飯に勝てないと悟ったセルの捨て身の戦法だった。悟飯は父親である孫悟空の忠告を聞かなかったことを悔やむ。お互いに全滅して引き分けだと勝ち誇るセルの姿に、ピッコロや天津飯が絶望にかられる中、悟空はある決意を固める。みんなの方を振り返って別れのあいさつを告げた悟空を、みんなは不審に思った。瞬間移動の術で、巨大化したセルの前にあらわれた悟空は、悟飯によくやったと告げると、セルと一緒に姿を消したのだった。

瞬間移動の術で、爆発寸前のセルと一緒に界王星にあらわれた悟空を見て、界王は驚くが時すでに遅し、セルは自爆してしまう。悟空の気が感じられなくなって愕然とする残されたみんな。自分が調子に乗って悟空の言うことを聞かずに、セルに止めを刺さなかったから、父親を死なせることになってしまったと悔やむ悟飯。悟飯の叫びがむなしく響き渡る。クリリンは悟飯をなぐさめ、セルが吐き出した人造人間18号を抱えて、みんなの所に行く。18号を殺せと言うベジータに、クリリンはそんなに悪い奴ではないから助けたいと主張するのだった。

一方、あの世で魂となって界王やバブルスと一緒に行動していた悟空は、セルの魂が見当たらないことに気が付く。死んだものは必ず閻魔大王の前にやってくるはずだ。ということはセルはまだ生きている。自分の死は無駄だったのかと愕然とする悟空。地球にいるみんなが撤収しようとしていたその時、一条の光線がトランクスを貫いた。そこにあらわれた気と声はセルの物だった。自爆はしたが偶然にも核となる細胞が無事で、再生することができたのだ。しかもサイヤ人の遺伝子のため、更に強くなっており、瞬間移動の術も身に付けていた。

腹を貫かれたトランクスは死亡してしまった。復活を宣言するセルに、悟飯は父親の仇が取れて嬉しいと言い放つ。対峙するセルと悟飯。ベジータは、自分こそがトランクスの父親として仇を討たねばならないと、超サイヤ人化してセルに猛攻撃をかける。だがセルには効いていなかった。セルに弾き飛ばされ、光弾で止めを刺される寸前のベジータを、悟飯が身を盾にして救う。だが、以前を上回るセルのパワーに、悟飯は傷付きボロボロになってしまった。仙豆も使い切っており、セルも今度は遊ばずに悟飯を狙う。絶体絶命の危機にどう立ち向かうのか。

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