各話あらすじ
第 94 話 完全体崩壊!炸裂、怒りの超鉄拳
2011/02/20
脚本:隈沢 克之/戸田 博史 演出:野渡 康弘

孫悟飯の気は、完全にセルを上回っていた。セルと互角以上に戦う悟飯の姿を見て、みんなは希望を持つ。形勢が不利となったセルはついに気を解放する。大地が震え、嵐が起き、避難していたミスター・サタンたちも更に吹き飛ばされてしまう。真のパワーを見せたセルは、パワーもスピードも今までより上がっていた。だが、悟飯はまったく動じていなかった。セルのパンチを受けてもひるまず、逆に腹にパンチを叩き込む。一発、また一発。セルの顔が苦痛にゆがむ。セルはパンチ二発でこれほどのダメージを受けたことが信じられなかった。

苦しむセルは今度はキックを放つが、それも簡単に防がれてしまい、悟飯のキックで更にダメージを受けた。両手から気円斬を放つが、悟飯は指一本で止める。魔貫光殺法も片手ではじき返した。光弾の乱れ撃ちをものともせずに近付いてくる悟飯の姿に、セルは初めて恐怖の感情を味合う。空中へ飛んだセルは、地上の悟飯めがけてフルパワーのかめはめ波を放つ。避けると地球が破壊されてしまう。もう駄目かと誰もが思った時、悟飯はそれ以上のパワーのかめはめ波を放って、セルのかめはめ波を押し戻した。悟飯のかめはめ波に飲み込まれるセル。

ものすごい余波に巻き込まれたみんなは、砂ぼこりの中から立ち上がる。恐ろしい威力だた。だが、まだセルの気は消えていなかった。セルは片手、両足を失った姿でまだ生き残っていた。孫悟空は、悟飯に早くセルに止めを刺せと指示する。しかし悟飯はセルはもっと苦しむべきだと、とどめを刺さないでいた。手と足を再生させたセルは、悟飯にかなわない悔しさで、身体を変形させてパワーを上げて対抗しようとするが、スピードが付いて行かなかった。以前の戦いでトランクスが犯した過ちを、自らが再現してしまうほどセルは錯乱していた。

急に苦しみ、えずきはじめたセルは、完全体になるために吸収した人造人間18号を口から吐き出してしまった。クリリンは思わず駆け寄ろうとするがピッコロに止められる。そしてセルは完全体の姿を保てなくなってしまい、尻尾が長くずんぐりした一段階前の姿に戻ってしまう。これで悟飯の勝ちだと、みんなは確信した。悟飯はこれで終わりなのかと面白くなさそうにしている。悟空は早くとどめをさすように悟飯に忠告した。これ以上セルを追い詰めるなと。突然、セルは身体を大きく膨らませ始めた。一体何をしようというのだろうか?

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