各話あらすじ
第 92 話 空に消えた涙!悟飯、怒りの超覚醒
2011/02/06
脚本:戸田 博史/隈澤 克之 演出:野渡 康弘

秘められた最後の能力である自爆装置を使って、人造人間16号はセルもろとも自爆しようとした。衝撃に身構える一同、だが爆発は起こらなかった。ドクター・ゲロが対孫悟空用の最終兵器として16号の体内に組み込んだ、地球を吹き飛ばすほどの威力を持つ爆弾を発見したブリーフ博士とブルマは、修理の際に自爆装置を取り除いてしまったのだ。ブルマから聞いていたクリリンは、その事実を16号に告げた。セルは呆然とする16号をひきはがし、光弾でバラバラに破壊してしまう。蹴り飛ばされた頭部は、ミスター・サタンたちのいる場所に落下した。

孫悟飯を怒らせるために、セルは七匹のセルジュニアを生み出した。セルの命令で、悟空たち七人に襲いかかるセルジュニア。見かけは小さいが、その実力はベジータやトランクスとも互角に戦えるほどのものだった。セルとの戦いの疲れが回復していない悟空は、劣勢に追い込まれる。ピッコロの指示でヤムチャと天津飯が悟空の援護に回るが、他のみんなも苦戦していた。地球のドラゴンボールの力では、もうトランクス以外は死ぬと生き返ることができない。悟飯は自分でもどう怒れば真の力が覚醒するのかわからずに、苦悩するのだった。

アナウンサーとカメラマンは、化物相手ではどうしようもないので、そろそろ危険から逃れるためにこの場を離れようと提案する。サタンは強がってはいたが、仮病の腹痛を治療するために病院へ行って、戻ってくることにしようとした。その時、待って欲しいという声がする。それは頭部だけになった16号が発した言葉だった。16号は自分を悟飯の所に連れて行ってくれと頼む。悟飯のそばにはセルがいるのでひるむサタンだったが、世界格闘技チャンピオンの意地とプライドをくすぐられ、16号の頼みをきいて戦いの真っ只中に向かうのだった。

近くまで行けば投げてくれればいいという言葉にしたがって、サタンは16号の頭部を放り投げ、悟飯とセルの間に落ちた。16号は悟飯に、正義の怒りというものがあり、話してもどうしようもない悪もいるので、その時は怒ってもいいのだということを教える。セルは自分のやり方に水を差されたので気分を害した。16号は自分の好きだった自然や動物を守ってくれと悟飯に願いを託す。腹を立てたセルは、16号の頭部を踏みつぶした。それがきっかけとなり、悟飯はキレる。気が解放され、悲しみを超えた怒りで悟飯の真のパワーが覚醒した!

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