各話あらすじ
第 91 話 怒れ悟飯!秘めた力を解き放て
2011/01/30
脚本:戸田 博史 演出:野渡 康弘

孫悟飯はセルとの戦いに挑んでいたが、攻撃をかわすのが精いっぱいに見えた。テレビ中継を見ていたチチは、孫悟空はともかく悟飯までが戦いに魅入られ、危険な目に会うことを怖れて、逃げるように願う。ミスター・サタンは名前から悟飯のことを弁当屋の少年だと誤解していたが、その戦いの様子に目をみはった。セルは光弾で悟飯を追い詰め、思いっきり殴り飛ばして岩の中に埋めてしまう。悟飯が死んだと思って非難するピッコロやみんなに、悟空は悟飯の気はまだ全然減っていないことを指摘して、安心しろとなだめるのだった。

悟空に仙豆を食べて再び自分と戦えと要請するセルだったが、悟飯が起き上がって来たのを見てそのタフさに感心する。セルの前に立った悟飯は、戦いは意味がないからやめようと提案するが、セルは自分にとっては戦いは趣味だし、悟飯にとっては地球を守るという意味があると答えた。悟飯は更に、自分は戦いが好きではなく、悪人でも殺したくはないと説得するが、セルは悟飯が戦いを嫌いなのは分かったが、自分を殺すという発言が理解できない。悟飯は自分が怒りで我を忘れると、恐るべき力が発揮されてしまうことを怖れていたのだ。

サイヤ人のラディッツが悟空を痛めつけた時、ピッコロに修業をつけてもらった時、ナメック星でフリーザがクリリンを倒した時、悟飯はとんでもないパワーを発動させてきた。その話を聞いたセルは戦いを止めるどころか、悟飯を怒らせた状態で戦ってみたくなったと、更に激しく攻撃を始める。ビーム攻撃の後は、悟飯を捕まえ、身体を締め上げて苦痛を与え、痛めつけるセル。見かねて加勢しようとするピッコロに、悟空は悟飯の真の力のみがセルを倒す希望なので、もう少し待ってくれと言う。悟飯の覚醒こそが、悟空の作戦だったのだ。

だがピッコロはそれは間違っている、戦いを好まない悟飯にちゃんと話しあって理解させたのかと悟空を責める。悟飯は実力はあってもまだ子供なのだ。自分の過ちに気付いた悟空は、悟飯を助けに行くためクリリンに仙豆をもらおうとした。が、セルは中々怒らない悟飯を解放し、ならば仲間を痛めつければ怒るだろうと仙豆を奪い取って、次の行動に出ようとする。その時、忍び寄っていた人造人間16号がセルに組みついた。気を持たないロボットなのでセルに気付かれなかったのだ。そして16号はセルもろとも、自爆すると宣言するのだった。

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