各話あらすじ
第 90 話 死闘に決着!悟空、決断の時
2011/01/23
脚本:戸田 靖史 演出:野渡 康弘

かめはめ波によるダメージが抜けきらないセルに、猛攻撃をかける孫悟空。ヤムチャたちは、もう一息でセルを倒せるのではないかと期待を持って悟空を応援する。悟空のエネルギー弾の連射に耐えきれなくなったセルは、ついにバリアをはって、攻撃を逃れるのだった。セルは、悟空が自分をここまで追い詰めたことに感心していた。しかし悟空の体力の消耗は、はげしかった。テレビで戦いを見ていた武天老師は、悟空に余裕がないことを見抜いていた。そして悟空本人がセルに敵わないことを知りながら闘っているように見えると、ブルマに語る。

トランクスはクリリンに仙豆を悟空に食べさせて回復させることを提案する。悟空の体力が回復すれば、セルがダメージを受けている今なら勝てるのではないかと。ヤムチャたちも賛成するが、クリリンは沈黙を守っていた。ベジータは、サイヤ人の誇りはないのかとトランクスを叱る、そんなことをされるくらいなら悟空は死を選ぶだろうと。悟空の実力が自分より上だと認めたベジータは、この戦いを邪魔しないように見守ることしかできなかった。みんなが見守る中、悟空は気の集中を解いた。そしてセルに降参すると告げるのだった。

その言葉を聞いたみんなは驚愕する。セルも動揺を隠せなかった。それでは地球人類は滅亡してしまうのだろうか?しかし悟空は、自分の次にセルゲームに参加する者を指名すると言うのだ。自分より強く、セルを倒せる人物を。それを聞いたアナウンサーは、ミスター・サタンの出番が来たと盛り上がった。サタンは、次に自分が指名されると思い、腹痛を装って、残念ながら戦える状態にないことをアピールする。誰が指名されるのか固唾を飲む一同。指名されたのは孫悟飯だった。ピッコロは無茶だと抗議し、テレビで観戦していたチチは動揺する。

悟飯は悟空とセルの戦いを、フルパワーでないと物足りなく感じていた。精神と時の部屋での修業で、悟飯の中の実力が目覚め始めていたのだ。悟空の言葉に戦いを決意する悟飯。更にフェアな戦いにするため、悟空はクリリンから仙豆をもらうと、セルに与え体力を回復させるのだった。気を解放した悟飯の姿は、みんなが見紛う程のパワーを秘めていた。セルとの戦いが開始される。セルのスピードについていき、充分にやり合う悟飯に沸くみんな。セルに捕まって大地に叩きつけられても、悟飯は立ち上がり、ひるむことなく戦いを続けるのだった。

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