各話あらすじ
第 87 話 サタン軍団大暴れ!セルゲームの幕開け
2010/12/26
脚本:戸田 靖史/植竹 須美男 演出:野渡 康弘

地球人類の命運をかけたセルゲーム開始まで、あと20分。武舞台近くの崖の上から実況中継するアナウンサーとカメラマンの視界に、一台の車が近付いてくるのが映る。世界格闘技チャンピオンのミスター・サタンの登場だ。サタンはアナウンサーとカメラマンに近くまで来るようにアピールする。自信満々のサタンにインタビューするアナウンサー、その中継を見ている全世界の人々は、希望を託して熱狂するのだった。サタンやアナウンサーの挑発を、ことごとく無視するセルだったが、その様子をテレビで見ていた武天老師は呆れ果てるのだった。

そこにベジータがやって来た。空を飛んで来たのを見て、驚くアナウンサーだったが、サタンはトリックだと断言した。次にあらわれたのは、ブルマとブリーフ博士によって修理された人造人間16号だった。更にセルゲーム開始時間寸前となって、孫悟空たちも到着する。みんなが舞空術で飛んできたのを見て、サタンは動揺しながらもトリックだと決めつけるのだった。16号はクリリンに礼を言うが、元々倒す対象だった悟空に対しては、そっけない態度をとる。悟空は最初に戦うつもりだった。そしてサタンに殺されるからやめるよう忠告をする。

テレビに映し出された悟空に、民衆はブーイングを浴びせる。しかし王様は、ピッコロ大魔王から世界を救った少年の面影を見た。クリリンは悟空に、痛い目を見ないと分からないのでサタンに先にやらせてやれと言う。そこにヘリがあらわれ、上空からサタンの一番弟子である怪力のピロシキ、二番弟子である美形のカロニー、マネージャーのピーザが登場する。サタンの手を煩わせるまでもないとセルに挑むカロニーだったが、高く飛び上がった際にセルの気に押されて弾き飛ばされ、ピロシキもセルの念動力によって場外へ押し返されてしまった。

サタンは武舞台にも仕掛けがしてあったと決めつけ、自分が相手になると武舞台に上がった。瓦割りのデモンストレーションを見せるサタン。そしてセルに挑戦する。ダイナマイトキックやパンチの連打で、セルに一方的に攻撃を浴びせるサタンだったが、全く効いていなかった。邪魔だとばかりにセルに手で払いのけられたサタンは、向こうの崖までふき飛ばされてしまう。場外なので負けと決まったサタンの姿に、アナウンサーは絶句するのだった。茶番は終わり、セルがセルゲームの開始を宣言し、最初の挑戦者として悟空が武舞台に向かう。

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