テレビ放送でセルのセルゲーム開催宣言を見た世界中の人たちは、狙われやすい都会から避難しようとしてパニック状態におちいっていた。その様子を見たクリリンは、自分がブルマの使った緊急停止装置を使って人造人間18号を倒さなかったせいだと自分を責め、セルと戦いに飛び出そうとする。武天老師は今行っても無駄死にするだけで、セルゲームの時まで待てとクリリンを止めるのだった。神様の宮殿では次に精神と時の部屋に入る順番を決めていた。次は自分が入ると言うピッコロに、後の残りは全部使わせてもらうとベジータは宣言する。

だが精神と時の部屋は生涯で二日間、計48時間しか入っていられないのだ。それを過ぎると扉が消えて、一生出られなくなるという。そこに孫悟空と孫悟飯が修業を終えて出て来た。まだ丸一日たっていないのにと驚くベジータ。出て来た二人はスーパーサイヤ人状態だったが、ごく自然にその状態を維持していることに更に驚く。人造人間16号の修理をしていたブルマは、そのデータを見て悟空を倒すためだけに作られたものだと確信して不安を抱くが、ブリーフ博士は16号の優しさを信じていた。ブルマは、セルと戦う戦士が増えたと考えて納得する。

食事を取った後、今までの経緯とセルゲームのことを聞いた悟空は、面白くなってきたと言い、ミスター・ポポに胴着を出してもらって着用した。悟飯はピッコロに頼んで服をプレゼントしてもらい、喜ぶのだった。完全体となったセルの強さを確かめるために、瞬間移動で新しい武舞台に行った悟空は、実際に会ってその強さを実感する。戻って来て自分は勝てないと思うと言った悟空に、みんな驚愕する。だが悟空は、精神と時の部屋での修業は断り、休息しながらセルゲームに臨むと言って去った。そして悟飯を連れてカリンの所へ立ち寄る。

そこにはヤジロベーもいた。気を解放して、カリンにセルと比べてどうかと聞く悟空。凄まじい気だったが、カリンはそれでもセルの方が上だと判断した。だが悟空は予想通りだと言って余裕の態度を見せていた。悟飯は、悟空がみんなが驚くほど強くなっているとは思えず、その余裕も不思議に感じるのだった。カメハウスに戻り、武天老師、クリリン、ヤムチャ、プーアル、ウーロンと再会するが、様子が変わったことに驚くみんな。チチは金髪になった悟飯を見て、不良になったと勘違いして嘆く。セルゲームまで残された日はあと9日であった。