各話あらすじ
第 83 話 テレビが乗っ取られた!セルゲーム会見生放送
2010/11/28
脚本:隈沢 克之/松井 亜弥 演出:野渡 康弘

去って行ったセルに恐怖したことを悔しがるトランクスの元に、クリリンとベジータがたどりついた。トランクスからセルが武道大会を開催することを聞かされたベジータは、精神と時の部屋に入ってもう一日修業すると宣言する。トランクスも修業して戦う決意を固めた。人造人間16号も、参戦したいのでカプセルコーポレーションに運んで修理して欲しいと頼む。ドクター・ゲロの人造人間をブルマの元に連れて行くことに抵抗するトランクスだったが、クリリンはトランクスの来た未来とは違って16号たちは悪い奴ではないと感じて、願いを聞いた。

精神と時の部屋では、孫悟空と孫悟飯が常にスーパーサイヤ人の状態で修業を続けていた。ベジータ達がカプセルコーポレーションに着いたのと時期を同じくして、天界にいるブルマから戻ってくると連絡を受けた武天老師、ヤムチャ、餃子、プーアル、ウーロン、チチもやって来た。セルが武道会を開催するという話を聞いて、武天老師は天下一武道会の説明をすべく、想い出を語り始める。幼い頃の悟空が初めて出場した大会から、天津飯と戦った大会、そしてピッコロが魔ジュニアとして出場し、世界の命運を賭けた戦いを繰り広げた大会。

その戦いで会場である武舞台が破壊されてしまい、それ以降、世界一の武道家を決定するための天下一武道会は開催されなくなってしまったのだった。セルは適当な場所を会場に決め、辺りの村を吹き飛ばして岩石を念動力で切り出し、武道大会の会場を作り上げてテレビ局へ向かった。ブリーフ博士は16号の身体を調べ、人間をベースにした人造人間でないことを知り、修理をブルマに任せることにする。みんなはセルが詳しいことはテレビで知らせると言っていたので、テレビのチャンネルを変えながら待機していた。そこにブルマが戻って来る。

武天老師とウーロンが見ていたテレビ番組にセルが登場した。注目する一同。セルは自分が人間大量消失事件の犯人だと自己紹介し、天下一武道会を模した武道大会をセルゲームと呼称し、ルールは参加する全ての戦士が次々にセルと戦うというもので、相手が降参、もしくは身体の一部が武舞台の外に着く、あるいは死亡した場合は負け、セルが勝ち抜いた場合は、地球上の人間を全て殺しつくすというものだった。そして壁を吹き飛ばして挑戦者を募る。世界中の人々は、かつて世界を救った戦士の存在を忘れており、恐怖と絶望にかられるのだった。

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