各話あらすじ
第 82 話 超パワー覚醒!父を超えたトランクス
2010/11/21
脚本:戸田 靖史 演出:野渡 康弘

超サイヤ人を超えた父ベジータをもはるかに超えるパワーを解放させたトランクス。その気の高まりの凄さに、ベジータを連れて逃げているクリリンや、神の宮殿で様子を見守っているピッコロと天津飯は、驚愕した。トランクスは未来の悲劇を繰り返さないために、セルを倒すことを誓う。セルは完全体となった自分の究極のパワーをやっと試すことができると喜び、生みの親のドクター・ゲロに感謝する。トランクスとセルの戦いが始まった。その凄まじさは、人造人間16号の目を持ってしても、二人の戦いを捕えることができないほどだった。

地面に叩きつけられたセルは、トランクスのパワーが自分を超えていることを認めるが、それでは自分を倒すことはできないと、余裕の表情を見せるのだった。トランクスはその言葉に怒り、更に気を高め、パワーを上げて身体を一回り大きくさせる。その頃クリリンは、ベジータが意識を取り戻しそうだったので、近くの島に降りて仙豆を飲ませて介抱していた。精神と時の部屋で修業を続ける孫悟飯はスーパーサイヤ人に自由に変身できるようになって、独自に鍛錬を続けていた。だが孫悟空はここしばらく、ずっと考えごとをしている様子だった。

実は悟空はスーパーサイヤ人を超えるパワーをすでに身に付けていた。更にもう一段変身してパワーアップする悟空を見て、悟飯はこれならセルを倒せると喜ぶ。一方、トランクスはパワーで上回っていながら、セルに攻撃を当てるとことができなかった。トランクスに失望したセルは反撃を開始した。パワーを上げることでスピードが犠牲になっており、そのためにセルに攻撃が当たらなくなっていたのだった。修業中の悟空も、同じ結論に達して、悟飯とこれからは常にスーパーサイヤ人の状態で過ごして、基本から修業をやり直すことにする。

パワーを上げるだけの変身なら誰でもできるが、何も生みださないと実演して見せたセルに、トランクスはベジータがあえて変身しなかったことを悟って、自分の愚かさと負けを認めた。ベジータはトランクスの気が小さくなったことを感じて飛び立つ。セルはトランクスに時間があればまだ強くなれるかと質問した。そして悟空が修業中なことを知ると、10日後に武道大会を開催することを提案する。完全体としての自分の強さの確認と、世界中の人々に恐怖を植え付けることが目的だった。詳細は後で知らせると言ってセルは去っていったのだった。

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