各話あらすじ
第 81 話 ベジータ全力の一撃!しかし高まるセルの恐怖
2010/11/14
脚本:松井 亜弥 演出:野渡 康弘

精神と時の部屋での修業で、超サイヤ人になることができるようになった孫悟飯は、訓練を続け、次はパワーの制御を覚えることが課題となっていた。地上では、完全体となったセルに一方的にやられていたベジータが、全力を振り絞った一撃を放つべく気を高めていた。セルを臆病者とののしって、攻撃を避けさせないように挑発する。地球が壊れてしまうのではないかと思わせる程の気合の高まり具合に、クリリンとトランクスは危機感を募らせ、やめるように言うが、ベジータは聞く耳を持たず、ついにファイナルフラッシュが放たれた。

光に飲み込まれたセル。そのすさまじいエネルギー波は宇宙へと飛んで行った。トランクスはベジータが地球を破壊しないように計算していたことを知って安心する。攻撃の余波がおさまった後には、右半身を失ったセルが苦悶の表情を見せて立ち尽くしていた。悔しがるセルの様子に、ベジータは満足の笑みを見せる。だが、悔しがっていたのはセルの演技だった。ピッコロの細胞も使われているセルは、再生能力も身に付けており、あっさりと右腕を復活させる。愕然とするベジータ。近付いてくるセルに光弾を乱射するが全く効果はなかった。

セルの攻撃に、ベジータは完全に翻弄され、地面に叩きつけられて気絶してしまう。今しか助けるチャンスはないとクリリンはトランクスに叫ぶ。精神と時の部屋では、悟空は超サイヤ人になって、悟飯に鬼ごっこを仕掛けていた。悟飯は無我夢中で攻撃を繰り出し、ついに悟空を捕まえることに成功するが、熱中するあまり建物を壊してしまう。修業は順調に進んでいた。一方、トランクスはパワーを解放した。超サイヤ人をはるかに超えた気にクリリンは怖れを抱く。しかしトランクスは、大猿になったサイヤ人のように理性を失いはしなかった。

トランクスは、ベジータを連れて武天老師の所に避難するようにクリリンに頼み、仙豆を渡す。ベジータに止めを刺そうとしていたセルは、その気に気が付き、興味の対象をトランクスに移した。トランクスとベジータの戦いが始まった。凄まじい戦いを繰り広げる二人に息をのむクリリン。セルの目をベジータからそらすためにわざと劣勢になったトランクスの意をくんで、クリリンは自業自得とも言える状態のベジータを連れて戦場を離れるのだった。これで心置きなく戦える。対峙するセルとトランクス、因縁の二人の決着はいかに?

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