各話あらすじ
第 78 話 セル怒涛の悔しがり!クリリン、18号を破壊せよ
2010/10/24
脚本:植竹 須美男/小山 高生 演出:野渡 康弘

精神と時の部屋で孫悟空は孫悟飯にスーパーサイヤ人になる方法を伝授しようとしていた。悟飯は気を集中するが、大きくしているだけで、なかなかコツがつかめない。スーパーサイヤ人になるきっかけは怒りなので、自分たちがセルに殺されることを想像してプッツンと切れてみろと悟空はアドバイスするが、悟飯はセルを見たことがなかった。代わりにフリーザがピッコロを倒した時のことなどを思い浮かべて、一瞬スーパーサイヤ人になれそうになるが、集中力が切れてしまう。悟空はあせることはないと悟飯をなぐさめるのだった。

クリリンは上空からセルとベジータの戦いを見て、そのとんでもない強さに圧倒されていた。ベジータはセルを圧倒的に追い詰めていた。ベジータの細胞も使われているセルはギャリック砲を放つが、今のベジータには全く効かなかった。セルを一方的に攻撃しまくったベジータは、トランクスも自分に敵わぬまでも同等の戦闘力を持っていると明かす。更にベジータは、今が全力のセルに対して、殺す価値もないと言い放った。セルはその言葉を聞いて、無茶苦茶に悔しがるのだった。その悔しがりようは、大地を割り、海を荒れさせるほどだった。

修業に疲れ果てていつのまにか寝てしまった悟飯は、夜に目が覚めて外を見た。そこには悟空が一人で猛特訓している姿があった。悟飯は寝てしまった自分を恥ずかしく思い、悟空に修業してくれるよう頼んだ。悟空は自分が子供の頃はこの部屋で耐えられなかったことを思い出し、悟飯の成長に感動するのだった。一方、悔しがるセルは人造人間18号を吸収して完全体になりさえすれば、ベジータに勝てるのにと叫ぶ。ベジータはその言葉に興味を抱く。戦闘民族サイヤ人の血が、より強いものと戦いたいという本能が頭をもたげたのだ。

上空から島での戦いの様子を観察していたクリリンは、18号がまだ吸収されていないことを知り、近くに隠れているのを見つける。人造人間の活動を停止させるコントローラーは10メートル以内に近付かないと効果がない。接近するクリリンだったが、18号もドクター・ゲロに改造されなければ普通の人間の可愛い女の子だったということを考え、破壊することを悩んでしまう。だがセルに吸収されると世界中の人々の脅威になってしまう。逡巡するクリリンはコントローラーをとり落とし、18号に気付かれてしまう。果たしてクリリンの決断は?

各話あらすじ一覧へ