各話あらすじ
第 74 話 逃げろ17号!ピッコロ、懸命の抗戦
2010/09/26
脚本:松井 亜弥 演出:野渡 康弘

人造人間17号とピッコロとの戦いの場にあらわれたセル。17号がセルのことを知らなかったことにピッコロはおどろいた。セルは17号と18号を吸収合体して完全体になる時が来たことを喜ぶ。一緒にいた16号のことは知らなかったが、旧型なので吸収する必要もないと判断した。ピッコロたちの目の前に降り立ったセルは、すさまじい気を放出する。それは今までセルに吸収され犠牲となった人間たちの数に他ならなかった。ピッコロはそのパワーに戦慄する。一方、カメハウスでは、武天老師たちがセルのパワーアップに呆然としていた。

どうしようもないと意気消沈していた一同だったが、チチの言葉に気を取り直す。クリリンはブルマの乗る飛行機と合流して一刻も早く人造人間の機能を停止するコントローラーを受け取るために飛び立った。天津飯はピッコロの役に立たなくともここでじっとしているよりはマシだと現地に向かった。武天老師は自らの無力さを嘆き、精神と時の部屋で修業をしているだろう孫悟空に希望を託し、チチは孫悟飯と悟空の無事を祈るのだった。精神と時の部屋の前では、悟空と悟飯がベジータとトランクスの修業が終わって出てくるのを待っていた。

セルが17号を吸収しようとするのをピッコロはかろうじて妨害した。ピッコロはセルの目的が17号と18号を吸収合体して完全体になることであることを説明する。セルに吸収されることを拒否した17号に、16号は逃げろと叫んだ。パワーレーダーを装備している16号は、セルの戦闘力が17号をはるかに上回っていることを感知していたのだ。その目的が悟空の抹殺だけではなく、全宇宙の破壊であることも。攻撃をかける17号とピッコロを簡単にあしらうセル。その力の差は18号に二人が手を抜いているのかと思わせる程だった。

ピッコロの渾身の攻撃で島の半分が消滅したが、セルは無傷だった。天津飯はレベルの違いに何もできず見守るしかなかった。17号を逃がそうとしたピッコロは、セルに止めを刺され、海に放り捨てられた。ピッコロの気が消えたことを感じた悟飯はセルと戦いに行こうとするが、悟空に力づくで止められる。ミスター・ポポはこうなってはサイヤ人たちが最後の希望だと言って悟飯をいさめた。悟空が一番悔しい思いをしているのだ。17号と18号を吸収しようとセルが迫る。近付いてくるセルに対して、16号はある決意を固めるのだった。

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