各話あらすじ
第 70 話 渦巻く策略、太陽拳!人造人間セルを追え
2010/08/29
脚本:隈沢 克之 演出:野渡 康弘

謎の怪物の正体は、セルという名前の人造人間だった。ドクター・ゲロは、孫悟空たちのデータを集めるための昆虫型スパイロボットによって、悟空やピッコロ、ベジータ、フリーザ、コルド大王らの細胞を集め、それらを合成し培養することで人造人間を作ろうと考えた。だが不安定だったのと、時間がかかり過ぎるということで断念して別のタイプの人造人間を開発することにした。だが、コンピューターはそのまま作業を続け、この時代から24年後にセルを完成させたのだった。コンピューターは研究室の地下深くにあったので破壊を免れたのだ。

セルは卵に退化した状態から現在の姿に戻るまでに、地中で三年間熟成する必要があった。更に完全体になるためには人間の生体エキスを吸うだけでは駄目で、ドクター・ゲロが作った人造人間17号と18号を吸収する必要があるのだ。だが、セルの産まれた未来では人造人間はトランクスに倒されたのか存在しなかった。セルはトランクスを殺し、タイムマシンを奪って人造人間の存在する過去の時代にやって来たのだ。そしてタイムマシンから出て地中で三年間を過ごして成長した。セルは考えうる最強の力を手に入れることが存在する理由だった。

セルの説明を聞き終えたピッコロは、使い物にならなくなっていた左腕を引き抜いて、新たな腕を再生した。全ては情報を引き出すための演技だったのだ。セルに吸収された分を差し引いても、今の時点ではピッコロの方が実力は上だった。ピッコロと地球の神が融合したことを知ったセルは、ドラゴンボールが存在しない状態であることを悟る。そこにクリリンとトランクスが到着した。クリリンとの会話で悟空が生きていることを知ったセルは、この世界が自分の知る歴史と異なっていることを認識し、この場から逃げ出すために太陽拳を使用した。

気を抑えて探知されないようにしてその場を逃れたセルは、完全体になるために隣のニッキータウンに行って住民の生体エキスを吸い取り、人造人間たちを上回る戦闘力を手に入れてからにしようと考えた。現地に到着したベジータは、融合したピッコロのパワーアップにおどろく。ピッコロは続いてやって来た天津飯を待って、みんなに状況を説明した。自分たちの細胞によって造られたという事実に一同は愕然とする。セルが完全体になることを防ぐためには、まだ人造人間たちよりも弱い段階でセルを倒すしかないとピッコロは結論付けるのだった。

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