各話あらすじ
第 7 話 10倍重力と戦え!悟空よ修業はかけっこだ
2009/05/17
脚本:戸田 博史/小山 高生 演出:野渡 康弘

蛇の道でなにも食べていなかった孫悟空は、腹いっぱい飯を食べると、バブルスを捕まえる修行に戻った。界王は悟空に、おもりの入った胴着を着て、バブルスを追いかけるように言う。サイヤ人の強さの秘密は、その戦闘に関するセンスと、界王星と同じくらい高重力な星で暮らしていたからだという話を聞いて、悟空は自分もサイヤ人だと明かし、張り切るのだった。そして三週間が過ぎ、悟空は今まで真後ろから追いかけていたのを、逆方向に走ったり、待ち伏せしたりと変則的な動きに変え、とうとうバブルスを捕まえることに成功したのだった。

実戦さながらの修行を続けていた孫悟飯は、ピッコロを相手に一撃入れられるほどに成長していた。だが、まだまだ詰めが甘くピッコロは厳しくきたえる。泣き虫は克服したものの、厳しい修行の中で谷底へ落とされ、涙が出そうになった時は一人しりとりで気持ちを切り替える悟飯には、ピッコロは純粋な悪には思えなかった。ボロボロになりながらも修行についてくる悟飯に対して、保護者のような不思議な感情がわいていることにピッコロはとまどう。みんなが修業に明け暮れる中、サイヤ人を乗せた二つのカプセルは、刻一刻と地球に迫っていた。

カリン塔で激しい修行を重ねたヤムチャ、天津飯、クリリン、ヤジロベー、餃子は、ミスター・ポポや神以上の実力を身につけることができた。後は地上に降りて個々の技をみがき、修業の仕上げをすることになる。天津飯は悟空との再会を楽しみにしていた。一方、バブルスを捕まえた悟空の前に、バッタによく似たグレゴリーがあらわれた。界王は悟空に重いハンマーをわたし、グレゴリーをそのハンマーで叩くことができたら、次は自分が稽古をつけると約束する。バブルスよりも小さくてすばしっこく、空を飛ぶグレゴリーに悟空は苦戦する。

二週間が過ぎ、悟空はハンマーを投げて反対方向に走り、はさみうち状態にすることで、ついにグレゴリーをハンマーで叩くことに成功する。その成長ぶりを見た界王は、悟空なら自分が夢に描きながらも極められなかった界王拳を身に付け、必殺技を完成させることができると確信するのだった。その頃、地球では、亀仙人が訪ねてきた占いババに悟空からの伝言を聞き、地球の未来を占ってくれるように頼んでいた。だが、占いババの能力をもってしても、今回だけはどうしても未来が読めず、占うことができなかった。果たして地球の運命やいかに?

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