各話あらすじ
第 67 話 もう1つのタイムマシン!?ブルマが知らせたミステリー
2010/08/08
脚本:隈沢 克之 演出:野渡 康弘

孫悟空を武天老師のところに運ぶ飛行機の中で、クリリンは今までのいきさつをヤムチャと孫悟飯に説明した。トランクスの話以上だという人造人間の強さに、おどろくしかなかった。トランクスは、自分がタイムマシンで人造人間が目覚める前の過去に戻って、ドクター・ゲロの研究所を破壊するのはどうかと提案する。しかしそうしたところで、すでに人造人間が活動しているこの世界での歴史は変わらないということを思い出した。悟空が心臓病で死んだ未来もあれば、生き続けている未来もあり、幾通りもの可能性の世界が存在するのだ。

だから例えこの世界で人造人間を倒しても、トランクスの来た未来は変わらない。だったら何のためにこの世界に来たのかというヤムチャの疑問に、未来のブルマは人造人間にやられっぱなしだと悔しいので、平和な世界があって欲しいというのと、悟空と人造人間との戦いで敵の弱点が見つけられる、もしくは未来に悟空を連れて行って戦ってもらおうと考えたのだと答えるトランクス。この世界が自分の知る過去と異なるのは、自分が来たせいなのかと悩むトランクスだが、悟空の命が助かって感謝しているというチチの言葉に救われるのだった。

人造人間17号は、16号がドクター・ゲロに悟空の居場所を聞いており、飛んで行けばすぐに着くのにもかかわらず、あえて車で移動する無駄を楽しんでいた。ベジータはサイヤ人の王子であり超エリートの自分が超サイヤ人化しても敵わなかったという屈辱を晴らすべく、特訓を開始する。クリリンはブルマに事情を説明するために電話をかけるが、そこで思いもよらぬ情報を聞く。壊れたタイムマシンがもう一台見つかったというのだ。確認するためにトランクスは現地に行くことにした。ブルマも来るという。悟飯も一緒に付いて行くことにする。

西地区でタイムマシンを見たトランクスは、それが自分の乗って来た未来のブルマが作った物と同じものであることにおどろく。自分のはホイポイカプセルにして持っている。内側から壊されて苔むしたタイムマシンを調べたトランクスは、それが自分の来た未来の三年後から、自分が来る一年前の過去に来ていたことを発見する。これが原因でトランクスの知る歴史と変わっていたのだ。中にあった異様な卵のカラから産まれたものが乗っていたのか?地球の神はその生物が人造人間以上の脅威となって、間もなく地球を襲う予感に震えるのだった。

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