各話あらすじ
第 61 話 19号に勝機なし!遅れてきた超ベジータ
2010/06/13
脚本:戸田 博史 演出:野渡 康弘

心臓病が発病して力を失った孫悟空は、人造人間19号にエネルギーを吸われ、絶体絶命の危機におちいっていた。そこに19号を蹴り飛ばして悟空の窮地を救ったのは、誰あろうベジータだった。ベジータは悟空を倒すのは自分しかいないと考えており、そのため自分以外の相手にやられるのが我慢ならなかったのだ。ピッコロはやられたふりをして、人造人間たちの隙をうかがっていたのにと悔しがる。発病した後にスーパーサイヤ人化したせいで、急激に病状が進行してしまった悟空を、早く家に連れて行って特効楽を飲ませるように言うベジータ。

孫悟飯が連れて行くと申し出たが、ヤムチャは自分が一番ここでは役に立たなそうだからとその役目を引き受け、悟空を連れて去って行った。追おうとする19号を、楽しみは後に取っておくと言って止める20号。ベジータは悟空と人造人間の戦いを遠くから観察していたので遅れてやってきたのだった。そのおかげで、人造人間が手からエネルギーを吸い取ることなど戦い方の特徴を把握していた。19号はベジータと、20号は他の4人と戦うことを宣言する。だが、ベジータもこの三年間で成長しており、スーパーサイヤ人化してみせるのだった。

スーパーサイヤ人は心穏やかで純粋な者にしか成ることはできないはず。ベジータは悟空を超えたい一心で想像を絶する特訓を続けたが、このままでは超えられないと悟り、自分に対する怒りでスーパーサイヤ人に目覚めたのだった。最初は19号の猛攻撃を受ける一方だったベジータは、実はその攻撃力を試しており、反撃して19号を地面に叩きつける。19号はやられたふりをして、近くに来たベジータをその手でつかみ、エネルギーを吸い取ろうとした。ベジータはそれを19号の手首ごともぎ取って、強引にふりほどいて逃れることに成功する。

手首を失い、恐怖に駆られて逃亡する19号に、ベジータは新しく編みだした必殺技ビッグバンアタックでとどめを刺した。それでも自分の勝利は変わらないと言う20号を、スーパーサイヤ人化を解いたベジータが挑発する。20号は岩山に隠れて戦うべく逃亡した。ベジータはクリリンに仙豆を要求する。実は19号との戦いでかなりエネルギーを失っており、はったりをかましていたのだ。ピッコロはベジータを戦いの天才と呼び、悟空を超えたかもしれないと認める。そして天津飯、クリリン、悟飯とともに20号を追いかけるために飛び立った。

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