各話あらすじ
第 60 話 内なる敵との挟み撃ち!?孫悟空vs人造人間19号
2010/06/06
脚本:隈沢 克之/戸田 博史 演出:野渡 康弘

人造人間たちと人のいないところへ移動する孫悟空、ピッコロ、天津飯は、岩に囲まれた荒れ地に降り立った。天津飯は悟空が息を切らしていることに気付き、不審に思う。悟空は人造人間たちが何故自分たちのことを知っているのか詰問した。ドクター・ゲロは超小型の虫型ロボットで、天下一武闘会やサイヤ人の襲来まで悟空が戦ってきた様子を観察し分析して人造人間を開発したのだという。ナメック星に行った以降に関しては観察できなかったが、成長の度合いを想した上で性能を決めたという話に、ピッコロはそれは計算違いだったと指摘した。

悟空たちに人造人間は気を吸い取る能力があることを知らせるため、クリリンと孫悟飯は仙豆を持って後を追った。ヤムチャも恐怖を抑えて同行する。ブルマは残ったヤジロベーを非難するが、彼は舞空術を会得しておらず飛べないのだった。人造人間たちの前で悟空はスーパーサイヤ人化する。界王拳とも違うデータにない技に人造人間20号は驚くが、19号でも対応できる範囲だと判断して戦いを任せた。戦闘を開始する悟空と19号。天津飯はスーパーサイヤ人のパワーに驚愕するばかりだったが、ピッコロは悟空の様子に違和感を感じていた。

スーパーサイヤ人化した悟空のあまりのパワーに、19号は圧倒され防戦一方となる。20号は、このままでは悟空のパワーを吸い取る前に19号のエネルギーが先に尽きてしまうと危機感を抱いた。悟空たちに合流したクリリンたちは、戦闘の様子を見て安心する。だが悟飯はピッコロと同じような違和感を覚えていた。悟空が勝負を焦っているように見えたのだ。パワー全開で戦っているはずなのにとどめを刺せない。地面に叩きつけられた19号にかめはめ波を放つ悟空。だが19号はそのエネルギーを吸収してパワーアップをはたすのだった。

息をきらし汗だくになって苦しそうな悟空の様子に、クリリンたちも異常を感じとった。仙豆を食べても力が回復せず、19号の反撃を受けてしまう。悟飯は悟空の心臓病が発症したのだと知った。今まで発病しなかったので薬はまだ飲んでいなかったのだ。とうとうスーパーサイヤ人状態を保てなくなった悟空は19号に捕まってしまい、パワーを吸い取られていく。助けに入ろうとしたみんなの前に20号が立ちはだかり、目から発するビームででピッコロを一瞬のうちに貫いた。なすすべもない絶望的な状況の前に、助けはあらわれるのだろうか?

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