各話あらすじ
第 6 話 辿り着いた終点!界王様のおちゃめな試練
2009/05/10
脚本:隅沢 克之/井上 敏樹/戸田 博史 演出:野渡 康弘

孫悟飯がピッコロに置き去りにされてから6ヶ月が過ぎようとしていた。その間に悟飯はたくましく育っていた。朝起きると、大木にキックして落ちてくる木の実を回収したり、以前、自分を食べようとした怪獣と追いかけっこして、尻尾の肉を切り取って焼いて食べたり、自分の力をコントロールして使えるようになっていた。自分の修行を終えて戻ったピッコロは、その様子を確認すると悟飯の前に姿をあらわし、実践形式で戦いを教え始めた。ピッコロの高速移動に追い付けない悟飯だったが必死に食い下がり、過酷な修業の日々を続けるのだった。

カリン塔に呼び出されたクリリン、ヤムチャ、天津飯、餃子は、ヤジロベーとともに神の下で修業を開始していた。サイヤ人の実力をその目で見ていないヤムチャは、自分たちが集まって修行すれば怖いものなどないと楽観視していた。一方、蛇の道をひたすら進み続けた孫悟空は、ようやく蛇の尻尾が見えるところまで辿り着くことができた。喜び勇んですべり降りた悟空は、勢いあまって危うく地獄へ落ちてしまうところだった。しかし蛇の尻尾には何もなかった。途方に暮れた悟空がふと空を見上げると、小さな星が浮かんでいるのを発見する。

きっとあの星に界王がいるに違いないと思って飛び上がった悟空は、途中から強い力で吸い寄せられ、その星の地面に落下してしまう。体が重く立ち上がるのもやっとな悟空の前に一匹の猿があらわれた。その猿を界王と思い込んだ悟空は、猿の動きを真似ながら付いていくが、そこに本物の界王があらわれ悟空に声をかける。ダジャレで自己紹介をした界王は、修業をしたいという悟空に、ギャグで自分を笑わせたら許可すると条件を出した。悟空は必死にダジャレを考えて界王を笑わせることに成功するが、ギャグの修行と勘違いされていたのだった。

悟空は自分は武術の修行をしたいと言い、界王は地球の10倍の重力があるこの星でもこれだけ動ける悟空の能力に可能性を見出した。界王の能力で、二人のサイヤ人が地球に来るのは158日後であり、そのサイヤ人は界王よりも強いということが判明する。まずこの星で自由に動けるようにならないと稽古をつけることもできないので、界王は逃げ回る猿のバブルスを捕まえるように指示する。悟空はおもりの入った胴衣を脱ぎ捨てて体を軽くし、バブルスを捕まえるために走りだした。果たしてサイヤ人襲来までに、みんなの修行は間に合うのだろうか?

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