各話あらすじ
第 58 話 悟空の新ワザ、瞬間移動!3年後に賭けた特訓
2010/05/23
脚本:戸田 博史/松井 亜弥 演出:野渡 康弘

未来からやってきた少年、トランクスの話を聞いた一同は絶句するしかなかった。ベジータは孫悟空に、どうやってナメック星の爆発から生き延びたのか聞く。フリーザの宇宙船は壊れていて動かなかったが、ギニュー特戦隊が乗って来た小型宇宙船が近くにあり、悟空はそれに乗って必死で操作して、別の惑星に脱出することができたのだ。悟空が到着した惑星はヤードラット星といい、そこの住人はパワーはないが不思議な術が使える。悟空はヤードラット人と仲良くなり、その術を一つ教えてもらう。そのために地球に戻ってくるのが遅れたのだ。

悟空が身に付けた技とは、瞬間移動だった。これは場所ではなく人を思い浮かべて、その人のいる場所に瞬間的に移動する能力なので、知っている人がいない場所には移動することができない。悟空は1万キロ離れている亀ハウスに瞬間移動して、亀仙人のサングラスを取って来ることで実演してみせた。一同は、3年後の5月12日午前10時頃、南の都の南西9キロ地点にある島にあらわれるという人造人間を迎え討つために、1時間前に集合することを確認する。それまでに充分修業を積んで、自信のあるものだけ集まれと、ピッコロは宣言した。

ブルマは今の内に人造人間の開発者ドクター・ゲロを倒してしまってはどうかと提案した。しかし、余計なことをするなとベジータに一喝される。悟空や天津飯も戦いたいと言う。しかも今の時点ではまだドクター・ゲロは何もしていないのだ。クリリンは共通の敵がいないとピッコロはともかくベジータは何をしでかすかわからないと言って、ブルマをなだめる。ベジータは悟空に強烈な対抗心を燃やしていた。天津飯は餃子と二人で修業をすることにして去る。悟空はピッコロと組んで孫悟飯をきたえることにするが、チチを説得するのが大変だった。

ベジータは300倍の重力で修業できるよう、ブルマの父に宇宙船の改造を迫る。だがスーパーサイヤ人になれない焦りで無理をして、宇宙船を破壊し怪我を負ってしまう。ベジータを看病するブルマ。クリリンは亀仙人のもとで、修業をやり直してしていた。回復したベジータは400倍の重力で地道な特訓を続ける。ヤムチャはプーアルと修業の旅に出ることにした。こうしてみんなが修業して3年間が過ぎ、悟空と悟飯とピッコロは、チチに見送られて戦場に出かけるのだった。はたして悟空たちは人造人間を倒して未来を変えられるのだろうか?

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