各話あらすじ
第 55 話 あれが地球だよパパ…フリーザ親子の逆襲
2010/05/02
脚本:小山 高生/松井 亜弥 演出:野渡 康弘

宇宙から消滅したナメック星。その後に残された無数の惑星の破片の間に、傷ついたフリーザがただよっていた。ナメック星の爆発に巻き込まれ、身体の大部分を失ったものの、死んではいなかったのだ。そこに近付いてくる宇宙船があった。それはフリーザの父親であるコルド大王とその部下たちがフリーザを探すために乗って来たものだった。フリーザを回収した宇宙船は、彼に治療を施し、失われた部分はメカで補って再生させる。よみがえったフリーザはスーパーサイヤ人に復讐するために、コルド大王と一緒に地球を目指すのだった。

孫悟空がフリーザを倒してから一年、未だ悟空は地球に帰って来ていなかった。ヤムチャはブルマたちと共に平和な時間を過ごしていた。クリリンは少しでも孫悟空に近付こうと修業を続ける。そんな時、宇宙船を盗んで宇宙に旅立ったベジータが戻って来た。だが悟空とは会えなかったと聞いてがっかりするブルマ。悟空が戻って来たと勘違いしてやって来たクリリンも残念がる。ベジータはまたブルマの家に居候することになった。そんなある日、孫悟飯は宇宙から邪悪な気が近付いてくるのを察知して、急いで着替えて部屋から飛び出していく。

クリリンと合流し、気配が死んだはずのフリーザのものであることを確認した悟飯は、気配が降りてくる方へと向かった。ベジータ、ヤムチャ、天津飯、餃子、そしてピッコロも気配を感じて集合していた。ブルマも後から追いかけて来る。集まったみんなは、フリーザともう一つ凶悪な気が感じられることに恐怖し、地球の最後が来るとの予感に絶望した。だが何もしないわけにはいかない。フリーザたちの持っているスカウターに探知されないために、一行は気配を悟られないように戦闘力を抑えて、徒歩で宇宙船が着陸した場所を目指すのだった。

フリーザの乗った宇宙船は、悟空の乗った宇宙船が地球に近付いていることをレーダーでとらえていた。地上に着陸したフリーザは、悟空が地球に到着するまでの三時間の間に地球人を全滅させておいて、悟空を悔しがらせたいと考える。フリーザの頭の中には、悟空への復讐しかなかった。フリーザに各地に散って地球人を皆殺しにせよと命じられて飛び立とうとした部下だったが、空中からあらわれた一人の少年に倒されてしまった。そしてフリーザたちに、お前たちを殺しに来たと告げる。突如あらわれた謎の少年は、いったい何者なのだろうか?

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