各話あらすじ
第 54 話 宇宙に消えた悟空…甦れ!超戦士たち
2010/04/25
脚本:戸田 博史 演出:野渡 康弘

ナメック星が爆発して宇宙から消滅したことを感知した界王は、孫悟空も一緒に巻き込まれて死んでしまったとヤムチャたちに告げる。地球にいる孫悟飯たちにこのことを伝えるべく、ヤムチャは界王を通じてブルマにテレパシーで呼びかけた。まず悟空がフリーザを倒したこと知らされ、喜びに沸く悟飯やデンデ。次いで、悟空が死んだことを伝えたヤムチャだったが、ブルマたちの反応があっけらかんとしたものだったので意外に思う。実はナメック星のドラゴンボールだと、何回でも生き返らせることができるとブルマに教えられ、驚くヤムチャ。

それならクリリンも餃子も生き返ることができる。喜ぶヤムチャたちだったが、界王はまだ苦い顔をしていた。生き返るのは死んだ場所なので、悟空もクリリンもナメック星が無くなった今、宇宙空間で生き返ることになってしまう。界王の力でも担当外なのでどうしようもなかった。がっくりするブルマたちだったが、それならドラゴンボールの願いで魂を地球に移動させてから生き返らせればいいと、ベジータがアイディアを出す。再び希望に沸く一同。ブルマはナメック星人たちを自分の家で面倒をみることにして、ベジータも来るように誘った。

ナメック星の1年である130日がたって、ドランゴンボールが復活した。超神龍を呼び出したブルマは、まずクリリンと悟空の魂を地球に呼ぶことを願った。デンデがナメック語に翻訳して願いを伝える。ところが悟空は死んでいないので魂を呼べないという。驚く一同。とりあえず二つ目の願いでクリリンを復活させた。三つ目の願いで悟空を地球に呼ぶことにしたが、超神龍は悟空に自力で戻ると言われて断られたと語る。ベジータは悟空が宇宙で修業しているのだと考え、自らも宇宙船で飛び立った。代わりにヤムチャが生き返り、再会を喜んだ。

また130日がたち、ドラゴンボールで超神龍を呼び出して、今度は天津飯と餃子を生き返らせた。そして三つ目の願いでナメック星人たちは新しい星に移住することになった。別れを惜しむデンデと悟飯。ナメック星人たちは消え、新天地へと旅立っていった。こうして平和な日々が戻ったが、悟空の帰ってくる気配はなかった。ナメック星人たちと行動をともにせずに一人残ったピッコロは、弟子である悟飯が母親のチチと平和に暮らすのを見守るのだった。だが、そこに凶悪な魔の手が迫ろうとしていることを、誰もまだ気が付いてはいなかった……

各話あらすじ一覧へ