各話あらすじ
第 50 話 フリーザ決死のフルパワー!願いを届けてくれ神龍
2010/03/28
脚本:隈沢 克之 演出:野渡 康弘

フリーザはついに100パーセントのパワーを出せる姿を見せた。宇宙一強い奴とフルパワーを発揮した状態で戦えることに、孫悟空の心は喜びをおさえられずにいた。だが、全力を出したフリーザの攻撃に、悟空は一方的に押されていた。ひび割れる大地、噴火する山、煙におおわれる空、沸き立つ水面、場所を変えながら戦闘を続けるフリーザと悟空。二人の戦いは寿命の迫ったナメック星を更に破壊に導いていく。界王は苦戦する悟空に、やはりフリーザがフルパワー出す前に倒しておくべきだったと考えていた。そこに地球の神から連絡が入る。

地球のドラゴンボールの最後の一つを見つけたので、天津飯とヤムチャを生き返らせる準備にかかると言う。餃子は一度死んでいるので、もう生き返れない。天津飯は餃子と共に残ると言い出した。ヤムチャもそうしようとしたが、交際中であるブルマのことを指摘される。地球のドラゴンボールで呼び出された神龍への願いは一つだけだが、頼み方によっては一度に多数の人を生き返らせることができることに気が付いた界王は、ある考えを思いついた。地球のドラゴンボールで、フリーザ一味に殺されたナメック星の人々をよみがえらせようというのだ。

そうすれば、最長老も少しだけよみがえることができ、それと同時に願いが一つ残っていたナメック星のドラゴンボールも再生するはず。そこでナメック星にいるフリーザ以外の人を地球に送るという願いを頼めば、みんなが助かることができる。一方、助け出したブルマを連れた孫悟飯は宇宙船に向かっていた。宇宙船はかたむいた大地にかろうじて無事に残っていた。出発の準備をするブルマは、ピッコロが乗っているのに気付き、置いていこうと提案するが悟飯ににらまれてしまう。その頃、攻撃を受け続ける悟空の姿に、フリーザは疑問を持った。

その意図が、悟飯たちをナメック星から脱出させる時間稼ぎにあることを見抜くフリーザ。ナメック星の大地がますます変動していき、宇宙船も危うい状態になっていた。早くナメック星から脱出しようというブルマに、悟飯はもう少しだけ父親である悟空の帰還を待って欲しいと頼む。ピッコロの命も尽きそうだった。地球の神は、ピッコロがもう少しだけ持ちこたえるように祈り、ミスター・ポポに界王からの提案を伝えた。ミスター・ポポは、地球の神の命で、呼び出した神龍にフリーザ一味に殺された人を全てよみがえらせてくれと願うのだった。

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