各話あらすじ
第 5 話 荒野のサバイバル!月夜が悟飯を呼び覚ます
2009/05/03
脚本:照井 啓司/小山 高生 演出:野渡康弘

ピッコロは孫悟飯の甘ったれた根性を叩き直し、精神的にも肉体的にもタフさを身に付けさせるために、6ヶ月の間、自力で生き延びさせることにした。戦い方を教えるのは、その後だ。自分の力を信じて、引き出し方を工夫しろと言い残してピッコロは去った。一人で取り残された悟飯は、食べ物もお風呂も寝床もない環境で泣くしかなかった。悟飯を鍛えるピッコロの様子を見た神は、ピッコロが悪ではあるが、正しい心を持ち始めているのではないかと感じた。魔族に殺されたものは成仏できないのに、ラディッツは閻魔大王の元に来ていたからだ。

ミスター・ポポも、大魔王であった頃のピッコロなら、御飯を鍛えたりしないだろうと同意する。そして神は、自分の寿命があと一年に迫っていることをピッコロが悟り、自分の生きていた証を、何かしら残そうとしているのではないかと思うのだった。元々一つだった神とピッコロは、どちらかが死ねば同時に死んでしまう存在だからだ。ということは、神によって作られたドラゴンボールは、あと1回しか使用できないことになる。一方、孫悟空は蛇の道をひたすら走っていた。くねくね曲がる道を飛び越していこうとして、地獄に落ちかけてしまう。

亀仙人の元に戻ったクリリンは、チチに何も告げられず、またドラゴンボールも回収し忘れたことをブルマに責められる。そしてブルマは、ラディッツの付けていた装置の修理に成功する。そこにヤジロベーがカリンの伝言を持って訪ねてきた。ヤムチャ、天津飯、餃子を連れて、カリン塔まで来るようにと言うのだ。また、悟空があの世で修行しているので一年間は生き返らせないで欲しいということを占いババが伝えに来ることも。入れ替わりにチチと牛魔王が、帰ってこない悟空と悟飯を迎えにやって来るが、事態の説明を受けて気絶してしまう。

一人残された悟飯は怪獣におそわれるが、食べられそうになる寸前に瞬間移動して、岩山の頂上に逃げ延びた。だが怖くて降りることができず、数日を岩山の頂上で過ごしたある晩、悟飯は生まれて初めて満月を見る。すると悟飯の体が膨張し始め、巨大な大猿の姿へと変化した。大猿は岩山を崩し、口から光線を吐いて辺りを破壊しまくる。悟飯の様子をひそかに見守っていたピッコロは、その変化が満月によるものだと気付き、このままでは地球が危ないので月を破壊した。元に戻った悟飯の尻尾を念のために切り、自分も修行へと出かけたのだった。

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