各話あらすじ
第 49 話 仇を討て孫悟空!惑星崩壊のカウントダウン
2010/03/21
脚本:隈沢 克之 演出:野渡 康弘

ピッコロを孫悟空の乗ってきた宇宙船に収容した孫悟飯は、ブルマを一緒に地球に連れ帰るべく探しに飛び立った。だが、ナメック星はフリーザの放った一撃で崩壊しようとしていた。生き延びようと必死に逃げ回って耐えていたブルマを、天変地異がおそう。大地が割れ暴風が吹き荒れる中、フリーザの母船も大地に飲み込まれようとしていた。悟飯も吹き飛ばされていく。ナメック星が無くなってしまえば、悟空も悟飯もピッコロもブルマも生きてはいられない。宇宙空間でも生きていられるフリーザのみが勝ち残ることになってしまうのだろうか。

界王は崩壊寸前のナメック星の状況を感知して、絶望にくれていた。悟空は戦いではフリーザを押していたが、最終的にはナメック星と運命を共にしたとの界王の説明に、ヤムチャ、天津飯、餃子は悲嘆にくれる。そこに地球の神からの連絡が入った。ミスター・ポポに地球のドラゴンボールを集めさせているので、もうしばらくしたらヤムチャと天津飯を生き返らせる準備が整うと。界王は、地球の神が生きているのならピッコロも生きているはずだとナメック星を再度探知して、悟空たちが健在であることを知り、みんなに喜びを伝えるのだった。

ナメック星がすぐに崩壊しなかったのは、フリーザの一撃が、惑星崩壊に巻き込まれて自分がダメージを受けることを恐れたために、加減したものだったからであった。おかげで命拾いをしたという悟空に、フリーザはあと五分でナメック星は崩壊すると告げる。五分の間にフリーザを倒してみんなの仇を討ち、宇宙船で地球に帰ると宣言する悟空。まだ自分は全力を出していないと言い放つフリーザとぶつかり合う。ナメック星の異変の中でブルマを探していた悟飯は、崩れる岩を避けながら助けを求める声を聞き、間一髪で救出することができた。

まだ七割の力しか出していないというフリーザは、全力を出して三十秒で悟空を倒してやると宣言してパワーを集中し始める。攻撃しようとした悟空は、フリーザの身体に気が充実し、盛り上がっていくのを見て動きを止めた。界王は悟空に今が攻撃のチャンスだと声をかけるが、悟空は宇宙一強い奴と戦うチャンスだと考えていた。一番の仲間であったクリリンの仇を取りたいと、そのためにはフルパワー状態のフリーザを叩きのめすしかないと。超サイヤ人と化した悟空を止めることは、界王にもできなかった。最期の死闘が始まろうとしていた。

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