各話あらすじ
第 48 話 怒れる超サイヤ人!名乗りを上げろ孫悟空!
2010/03/14
脚本:隈沢 克之 演出:野渡 康弘

金色と化した髪を逆立てた姿に変身した孫悟空を見ておどろくフリーザ。サイヤ人は大猿の姿にしか変身しないはずなのだ。孫悟飯は悟空の身を案じて、なかなかその場を離れることができなかった。悟空はそんな悟飯に、必ず地球に帰るからと約束し、早くこの場を離れるように促した。しかし自分とピッコロとブルマが宇宙船を使って帰ったらどうやって地球に戻るのかと、尚も心配でぐずぐずしている悟飯を、悟空は叱咤した。決心がついた悟飯はピッコロを連れて、残った力を振り絞って宇宙船に向かう。元気な姿で父と再会することを信じて。

フリーザはふらふらと飛んでいく悟飯とピッコロを見逃しはしなかった。二人を狙って光線を発射しようとするが、それに気付いた悟空が瞬間的に移動して、フリーザの前に立ちふさがった。罪もないものを次々と殺戮するフリーザに怒りを燃やした悟空は、その右手をつかみ、握りつぶそうとする。フリーザは必死に悟空の手を振り払おうとし、念動力まで駆使して、やっと逃れることができた。さっきまで瀕死の状態だったはずの悟空が、何故このようなパワーを出せるようになったのか。疑問に思うフリーザは、一つの可能性にたどりつくのだった。

悟飯はピッコロを連れて宇宙船に向かいながら、父である悟空がベジータの言っていた超サイヤ人になったということを確信して嬉し涙を流していた。怒る悟空はフリーザに飛びかかり、思いっきり地面に叩きつけた。フリーザはサイヤ人が罪がなかったとでも言うのかと問うが、悟空はだから滅びたと答え、次はフリーザが滅びる番だと断言する。フリーザはエネルギー弾を撃ちまくるが、悟空はびくともしなかった。次に火炎弾を乱射して大爆発を起こすフリーザだったが、悟空は全く動じない。肉弾戦でも、悟空はフリーザの攻撃を全て受け流した。

フリーザは必殺の光弾を放ったが悟空にかわされる。連射するフリーザだったが、悟空はそのことごとくを避けきった。当たりさえすればと歯噛みするフリーザに、悟空はわざと光弾を受けてその力を見せつける。改めて正体を問うフリーザに悟空は、自分は穏やかな心を持ち怒りによって目覚めた伝説の戦士、超サイヤ人だと宣言した。最期の宣告をしてかめはめ波の構えをとる悟空。屈辱を味あわされたフリーザは一計を案じた。宇宙空間でも自分は生きられるので、悟空をナメック星ごと破壊しようとエネルギーを集めて地面に叩きつけたのだった。

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