各話あらすじ
第 4 話 あの世で走れ孫悟空!100万キロの蛇の道
2009/04/26
脚本:小山 高生/照井 啓司 演出:野渡 康弘

孫悟空は死んだ。ところが、悲しみにくれるクリリンたちの目の前から悟空の死体が消えてしまう。おそらく神の仕業だと指摘したピッコロは、クリリンたちにドラゴンボールを探し出して悟空を生き返らせるよう言った。ラディッツが悟空たちを見つけられたのは、片目に付けた装置のおかげだとピッコロに教えられ、ブルマは死体から装置を取り外して調べ、ヤムチャや天津飯を見つけて協力してもらうために改造することにする。そしてピッコロは、失った左腕を再生し、悟飯を一年後のサイヤ人来襲にそなえて修業させるために連れ去って行った。

地球の神は悟空を生身のままで閻魔大王の前に連れて行き、全宇宙の神々の頂点に立つ界王の下で修業させたいと頼む。死んだものはすべてここに来て天国へ行くか地獄へ行くか決められるのだ。ラディッツもここに来て暴れたが、界王の弟子である閻魔大王に取り押さえられたと聞いた悟空は感心する。閻魔大王は、悟空の今までの功績により願いを聞き入れ、界王に会うために蛇の道へ行くことを許可し、案内人を呼んでやることにした。神はサイヤ人の強力なパワーには、ドラゴンボールを集めて神龍を呼び出してもかなわないだろうと悩むのだった。

蛇の道の始まりである蛇の頭に案内された悟空は、長さはおよそ100万キロで、界王の元にたどり着いた者はこの一億年で閻魔大王しかいないと聞かされる。蛇の道を周りの雲海の下は地獄で、落ちたら二度と戻れないのだ。悟空は案内人に、占いババが来たら自分を一年間は生き返らせないよう亀仙人に伝えてくれるよう頼み出発する。亀仙人から、悟空が死んだことと悟飯が連れられて行ったことをチチに知らせる役目を押し付けられたクリリンだったが、うまく伝えることができず、訪れて来ていたチチの父親である牛魔王に家に招き入れられる。

目を覚ました悟飯はピッコロに怖がって泣き出す。ピッコロは悟空がラディッツを倒すために犠牲となり、一年後にラディッツ以上の力を持つ二人のサイヤ人が攻めて来ることを悟飯に伝え、それに対抗して地球を守るために秘めた力をコントロールするための修行を始めると宣言する。てっとり早くその力を教えるために、ピッコロは悟飯を山に投げつけた。感情がたかぶった悟飯は、突発的に山を吹き飛ばすパワーを発揮する。ピッコロは、将来自分の最大の敵になるかもしれない存在を育て上げようとしている皮肉に、複雑な気持ちになるのだった。

各話あらすじ一覧へ