各話あらすじ
第 25 話 パワーアップだクリリン!うごめくフリーザの予感
2009/09/27
脚本:戸田 博史/照井 啓司 演出:野渡 康弘

ベジータが変身したザーボンと戦っている隙に、デンデと最長老のところにたどり着いたクリリンは、そこでピッコロにそっくりのナメック星人ネイルと出会う。最長老は大体の状況を把握しているが、死期が近付いているのでここにとどまっているのだという。最長老のもとに案内されたクリリンは、デンデを助けたことの礼を言われる。ドラゴンボールを自分に預けてくれるように頼むクリリンから地球の神の説明を聞いた最長老は、神を殺したベジータがスーパーサイヤ人なのかを尋ねる。初めて聞く言葉に、クリリンは何のことかわからなかった。

その頃、孫悟空は50倍の重力をモノにし、ベジータとの死闘のおかげで強くなったのかと考えながら休憩を取っていた。最長老はクリリンの頭に手を置いて地球の過去のことを探り、神とピッコロが分かれた顛末を知る。ドラゴンボールはクリリンに託されるが、最長老が死ぬと消えてしまう。その間だけでもドラゴンボールを悪物たちの手から守ると誓ったクリリンに、最長老は彼の秘められた力を解放したあげた。今まで以上の力に満ち溢れたクリリンは、孫悟飯にも同じことをしてもらうように頼み、連れてくるべくブルマのところに急ぐのだった。

ザーボンはフリーザにベジータを殺したことを報告するが、死体を確かめなかったことを責められ、更にそれ以前の問題として、ベジータがドラゴンボールを隠していた可能性を問われ恐縮する。そこにオーレンが、村がベジータに襲われてドラゴンボールを奪われたらしいことを報告しに来るが、生き残りを殺したことで、思慮の足りない行動を取ったとしてフリーザに粛清される。ザーボンはベジータの生死を確認しに行く。フリーザは部下のアプールに、惑星フリーザに連絡を取ってスカウターの補充と、ギニュー特戦隊を呼び寄せるよう指示した。

フリーザにはある予感があった。ベジータとは別に、強力なパワーを持ったサイヤ人が生まれつつあるのではないかという。戦闘を重ねるたびに成長するサイヤ人は、自分にかなわないまでも厄介な存在であり、スーパーサイヤ人になる前に、その芽を摘んでおくべきだと考えたのだ。ベジータは重傷を負ったものの生きていた。ザーボンはその生命力に驚嘆し、宇宙船に連れ帰って治療に手を尽くす。その頃ブルマは、ドラゴンレーダーでクリリンの帰還と、ベジータの隠したドラゴンボールを感知し、悟飯はそれを取りに行くために出かけるのだった。

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