孫悟空はナメック星に向かう宇宙船の中で、20倍の重力で修行をしていた。そろそろ30倍に挑戦しようかという時、界王から連絡が入る。それは、界王の下にヤムチャ、天津飯、餃子、そしてピッコロがたどり着いたという知らせだった。自爆して四散した餃子の身体は、地球の神によって特別に再生してもらったという。界王を通じてヤムチャと情報交換をする悟空は、ブルマとクリリンと孫悟飯がナメック星にドラゴンボールを探しに行ったこと、そこにはベジータがいたこと、そしてベジータと同じような格好をした連中もいて大変なことを伝えた。

敵の一人はベジータよりも大きな気を持つと聞いた界王はナメック星を調べて、そいつがフリーザであることを知り、衝撃を受ける。界王は悟空に、フリーザでは相手が悪すぎるので絶対手を出さないように命じた。ピッコロたちにも、ナメック星へ行かないと約束しないと修業はさせないと言い切る。みんなは、とりあえず守るつもりのない約束をして修行を始めようと身構えるが、まずダジャレで界王を笑わせなければならないことにとまどう。一方、悟空はフリーザと戦わなくても強くなって損はないと、重力を50倍に上げて修業を続けるのだった。

ナメック星では、クリリンがデンデの案内で最長老の所へ向かっていた。ベジータはナメック星人の村を探して飛んでいたが気の集まっている場所が見つからないでイライラしていた。そこに二つの気を感じて、調べるためにそちらに向かう。ベジータの気が近付いて来ることを感じたクリリンは、デンデと身を隠す。だが、ベジータは急に方向を変えて去って行った。クリリンも、もう一つの大きな気を感じる。その正体はザーボンだった。ベジータはドドリアをあっさりと倒したことを告げ、ザーボンに襲いかかり、その攻撃力で地面に叩き落とした。

クリリンは大きな二つの気が争っている隙に、デンデと共に最長老の所へ急ぐ。ベジータにやられたザーボンは、しかし余裕を見せていた。長年眠らせていた力を解放すると言うザーボンをベジータは笑いとばす。力を解放するには醜い姿に変身しなくてはならないので避けていたのだ。変身したザーボンの強力になったそのパワーは、ベジータを圧倒した。ザーボンの猛攻撃にベジータは為す術がなく、地面に叩き込まれ、その大穴に水が流れ込む。ベジータは水死したと思ったザーボンはフリーザに報告に行くが、ベジータはまだ生きていたのだった。