各話あらすじ
第 23 話 暗躍のベジータ!ナメック星人を襲う悲劇
2009/09/13
脚本:戸田 博史/松井 亜弥 演出:野渡 康弘

ドドリアを倒したベジータは、地球での戦闘を経験したことによりパワーアップしたことを実感していた。また、戦闘力のコントロールや、気を感じて相手の居場所を知ることもできるようになり、先ほど感じた2つの気を、念のため追うことにする。クリリンと孫悟飯は、デンデを連れてブルマが隠れている場所へ向かっていたが、大きな気が近付いてくるのを感知し、急いで気を押さえて身を隠した。やって来たのがベジータだと知って、クリリンは驚愕し、スカウターをしていないのを見て、気を探ることができるようになったことを悟るのだった。

このままでは、デンデの気を感じ取られて見つかってしまう。気を感知したベジータが近付いてくるのに、クリリンと悟飯はかなわぬまでも戦う覚悟を決めた。そこに巨大魚が水中から姿をあらわす。ベジータは気の正体が魚だと思い込み、その場を去って行った。命拾いしたクリリンたちは、改めてブルマの元に向かう。だが、ベジータに知られないように気配を殺さなくてはならず、これからの行動に思いを巡らすのだった。ブルマの所にたどり着いたクリリンたちは、孫悟空がナメック星に修行しながら向かっていることを聞かされ、希望をもった。

ベジータはナメック星人の村を見つけ出し、長老にドラゴンボールを要求するが断られ、村人を惨殺していく。クリリンと悟飯はナメック星人の気が消えていくのを察知し、無力感と怒りにさいなまれる。デンデはクリリンたちから話を聞いて、最長老のところに同行してくれるように頼んだ。最長老はナメック星の大災害に唯一人生き残り、ナメック星人たちを産んで増やしていった存在で、デンデは108番目の子供だという。ナメック星人には男女の区別がなく、口から卵を産むのだ。そして最後のドラゴンボールは、最長老が持っているのだった。

長老まで皆殺しにして手に入れたドラゴンボールを、ベジータは湖の底に隠し、残りを手に入れるべく考えを巡らしていた。一方、いつまでたっても戻って来ないドドリアをフリーザは見限り、ザーボンと部下にナメック星人の村を探すよう命じる。そして自分は5個のドラゴンボールと共に宇宙船に戻り、残りはおそらくベジータが持っているであろうと推測していた。クリリンは悟飯をブルマの下に残して、自分一人がデンデと同行することにした。悟空が到着するまで、あと5日半、希望半分絶望半分の複雑な心境で最長老の元へと向かうのだった。

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