各話あらすじ
第 15 話 絶体絶命の悟空!元気玉に願いを託せ
2009/07/12
脚本:隈沢 克之/照井 啓司 演出:野渡 康弘

大猿となったベジータのすさまじい猛攻撃に、孫悟空は防戦する一方だった。悟空は元気玉を撃つために集中する時間をかせぐため、天津飯の技であった太陽拳を使って、強力な光を放ち、ベジータの目をくらませることに成功する。ベジータから距離をとって悟空は元気玉の気を集めるために精神集中を始めた。地球の各地から集まった気が悟空にたまっていき、ついに元気玉ができた。とうとうベジータの視力が復活し、悟空の方に向かってくる。しかし攻撃が届かないように十分距離をとっていた悟空は、元気玉をベジータにぶつけようと身構えた。

ところがベジータは口から光弾を発射した。この攻撃を予想していなかった悟空は、直撃を受け、岩山ごと吹き飛ばされてしまい、元気玉も投げる前に消えてしまう。大ダメージを受けた悟空は、もうほとんど気が残っていない状態だった。それを感じ取って急ぐ孫悟飯とクリリン。ベジータは悟空の足を踏みつぶして動けなくした。心臓に一撃を与えようとしたベジータに、悟空は最後の力を振り絞って気を放ち、右目をつぶす。顔に傷をつけられ怒り狂ったベジータは、悟空を握りつぶそうとする。ヤジロベーは絶望的な状況を見ているしかなかった。

現地に到着したクリリンと悟飯は、大猿と化したベジータの姿を見て驚き、急いで岩陰に身を隠した。そこでヤジロベーと合流したクリリンは、尻尾を切ってベジータを元の姿に戻すために、注意を引きつけてくれるように頼む。悟飯はベジータの前に姿をあらわし、構えを取った。その間にクリリンは背後から気円斬を放ってベジータの尻尾を切ろうとする。だがその目論見はベジータに察知されており、気円斬はかわされてしまう。悟飯が踏みつぶされそうになったその時、一瞬の隙をついてヤジロベーの刀がベジータの尻尾を切り落としたのだった。

尻尾を失って、元のサイヤ人の姿に戻ったベジータは怒り心頭に発し、悟飯を叩きのめして悟空の横に放り投げた。悟空は悟飯に代わりに戦って時間を稼ぐように頼む。自信を失っていた悟飯だったが、死んでいったみんなやピッコロのことを思い出し、立ち上がってベジータに立ち向かっていった。悟空はクリリンを呼び、残っていた元気玉の素を託して、元気玉を作らせた。ベジータ相手に健闘する悟飯だったが、やはり力は及ばなかった。だがクリリンが元気玉をベジータに当てることができれば勝てる。戦いはいよいよ終結に向けて加速していく。

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