各話あらすじ
第 14 話 激突かめはめ波!ベジータ執念の大変身
2009/07/05
脚本:井上 敏樹/隈沢 克之 演出:野渡 康弘

三倍界王拳を発動した孫悟空の攻撃は、ベジータを圧倒した。下級戦士であるカカロット=悟空が、超エリート戦士の自分よりも戦闘力を上回ることに、屈辱を感じるベジータ。
あまつさえ、血まで流されてしまったベジータは、怒りのあまり、地球もろとも悟空を倒そうと考える。空高く舞い上がって、悟空がよけたら地球が破壊されると脅し、ベジータはギャリック砲を放った。悟空は三倍界王拳の状態で、かめはめ波を撃って対抗する。すさまじいパワーとパワーのぶつかり合いは、互角だった。悟空は四倍界王拳を発動してパワーを一気に上げた。

かめはめ波の威力に負け、ベジータは天空へ押し出されていった。その様子を見ていたヤジロベーは、悟空のパワーに感心して、出てきて話しかける。おどろく悟空。ヤジロベーの存在に気付かないほど必死になって戦っていたのだ。だが悟空の身体は無理をしすぎてガタガタだった。しかも、まだベジータがやられていないことを感じており、ヤジロベーに逃げるように言う。かめはめ波のパワーからなんとか脱出したものの、プライドをズタズタにされ屈辱と怒りにふるえるベジータは、悟空を倒すために、あえて醜い姿の大猿になることを決意する。

地球人をてっとり早く滅ぼすために、大猿になれる満月の日を選んで来ていたのだ。だが、月はピッコロが壊してしまっており、存在しなかった。ベジータは悟空の前に再び姿をあらわすと、サイヤ人が満月から発せられるブルーツ波によって大猿に変身する秘密を明かし、自らのパワーを削って作り出したパワーボールと地球の大気によって、擬似的に月を作り出した。何のことか分からずに話を聞いていた悟空は、目の前でベジータが大猿に変身していくのを見て、過去に育ての親が死んだり、天下一武闘会が無茶苦茶になった事件の真相を悟った。

カメハウスに向かっていたクリリンと孫悟飯は、異様な気の高まりを感じ、強烈な光があらわれたのを目撃する。悟飯は、父親が危機に瀕しているのを感じ、戻って一緒に戦うことを決意し、クリリンもそれに従った。大猿になったサイヤ人は、十倍のパワーを持つ。界王拳を五倍にしても太刀打ちできない状況に、悟空は元気玉を使うしかないと考えた。だが、大猿に変身したベジータの猛攻撃をかわすのがやっとで、元気玉を撃つために集中する時間が取れない。十秒間あれば元気玉を撃つ準備ができるのだ。悟空は地球の危機を救えるのだろうか。

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