各話あらすじ
第 13 話 これが界王拳だ!!限界バトルの悟空vsベジータ
2009/06/28
脚本:隈沢 克之/照井 啓司 演出:野渡 康弘

孫悟空の相手は自分がすると宣言したベジータの言葉に、ナッパは悔しさと怒りをクリリンと孫悟飯にぶつけようとする。とっさに間に合わないと判断した悟空は、界王拳を使ってナッパに追い付き、更に叩きのめしてクリリンと悟飯を守った。その急激な戦闘力の高まりにベジータは目を見張る。界王拳とは、体中の全ての気をコントロールして瞬間的に増幅させ、力も速さも防御力も攻撃力も何倍にもなる技だが、上手く気を抑えながらコントロールしないと自分の身体が耐えられなくなるのだ。なので界王からは二倍までと止められていたのだった。

地に倒れ伏したナッパは立ち上がることができず、ベジータに助けを求めた。ベジータはナッパの手を取ると空中高く放り投げ、動けないサイヤ人は不要だと光弾を放ってとどめを刺した。仲間を平気で手に掛けるベジータの非情さと、そのすさまじいまでのパワーに、みんなは戦慄する。悟空はクリリンと悟飯に帰るように言った。クリリンは自分たちがいると、悟空が全力を発揮できないと悟って退避することにする。そして、わずかな望みを胸に秘め、みんなの死体をバラバラにしないために、戦場を別の場所に移してくれるよう悟空に頼み込んだ。

人も動物もいない場所に戦場を移した悟空とベジータ。ベジータは超エリート戦士である自分が、生まれた時に下級戦士と判定されて地球へ送り込まれた悟空の相手をすることを喜べと言い放つ。悟空は努力を重ねればエリートに勝てることもあると言い返し、戦闘が始まった。しかしベジータは強く、押され気味になった悟空は界王拳を発動する。気を高め、二倍界王拳を使った悟空は、一瞬ベジータを圧倒する。だがベジータはその攻撃をもかわし余裕を見せるのだった。危機的状況の中、悟空はなぜかわくわくしてくる自分の心を抑えきれなかった。

本気を出すためにパワーを集中し始めたベジータ。それに呼応するように空は黒雲に覆われ、岩山が崩れ、大地が鳴動を始めた。そしてベジータの気合い一閃、空は晴れ、地面の揺れがおさまり、猛攻撃が始まった。ベジータの姿を捉えることができず、防戦一方の悟空は三倍界王拳を使うことを決心した。ブルマのスカウターはその戦闘力を計測できずに壊れてしまい、悟飯はその気の高まりを感じ、界王は悟空の身を案じた。その常識を超えた二人の戦いを、近くまで来ていたヤジロベーが見ていたが、何も手出しできなかった。悟空の反撃が始まる。

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