各話あらすじ
第 12 話 ピッコロが流した涙…孫悟空怒りの大反撃!
2009/06/21
脚本:戸田 博史/隈沢 克之 演出:野渡 康弘

ピッコロは孫悟飯をかばって、ナッパが放った光弾の前に身を投げ出し、ボロボロになって倒れた。悟飯に逃げろと言うピッコロ。悟飯だけが自分と普通に接してくれた、そのことがピッコロの心に変化をもたらしたのだ。一緒に修行した思い出が走馬灯のようにピッコロの脳裏を駆け巡る。そして同時に神も最期の時を迎え、ミスター・ポポに別れを告げていた。ピッコロはその目に涙を浮かべながら死んだ。神も消滅した。これでもうドラゴンボールは使えず、誰も生き返らせることができなくなってしまった。悟飯は悲しみを怒りに変えるのだった。

怒る悟飯の戦闘力をスカウターで計っていたベジータは、彼らが気を高めて戦闘力を変化させることを改めて知る。ピッコロの仇を討とうと、悟飯は渾身の力で魔閃光を放つが、ナッパの手にはじかれてしまった。力尽き、なすすべのない悟飯を踏みつぶそうと、ナッパが迫る。ナッパの足が踏み下ろされようとしたその瞬間、悟飯は助け出されていた。孫悟空が到着したのだ。ピッコロ、ヤムチャ、天津飯、餃子が殺されたことを知り、静かな怒りに燃える悟空。クリリンと悟飯に最後の仙豆を半分ずつ食べさせ、回復させた悟空は、一人で立ち向かう。

ベジータはスカウターで、気合いをためる悟空の戦闘力が信じられないほど大きくなっているのを知り、思わずスカウターを握りつぶしてしまう。ナッパはスカウターの故障だと侮り、悟空との戦いを始める。だがナッパの猛攻は、悟空にかすりもしなかった。悟空のスピードについていけないナッパ。悟空は殺された仲間たちの恨みをこめて、ナッパに攻撃を加えて行った。怒りと悔しさにまみれたナッパは光弾を放つが、悟空は気合で跳ね返し、傷つけることもできなかった。このままではまずいと思ったベジータは、ナッパに頭を冷やせと指示する。

落ち着いたナッパは改めて悟空との戦闘を開始した。体中から光を発して猛攻撃を開始したナッパは、空中で必殺技を放つ。さすがに危険を察知した悟空は、とっさにかめはめ波を放って相殺した。最高の技をかわされて愕然とするナッパ。だが悟空もナッパのタフさ加減に、簡単には戦いを終わらせられそうにないと予感していた。その様子を見ていたベジータはしびれを切らし、ついに自分が戦うことを決意して、ナッパにどくように命令する。クリリンと悟飯は、あのナッパでさえ恐れる力を持つベジータの参戦を、恐怖しなが見守るしかなかった。

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