各話あらすじ
第 11 話 間に合うか孫悟空!?戦闘再開まで3時間
2009/06/14
脚本:小山 高生/井上 敏樹 演出:野渡 康弘

ベジータはサイヤ人の裏切り者である孫悟空の目の前で、息子や仲間を殺して見せしめにするつもりで、3時間の猶予を与えたのだった。もう一点、地獄を見せるために夕刻を待つ理由があった。その頃、孫悟空は全力で蛇の道を進んでいた。孫悟飯は自分のふがいなさを情けなく思い、ピッコロに3時間の間に稽古をつけてくれと頼むが、冷たく断られる。ピッコロとしては全てを教え込んだので、後は悟飯の気持ち次第だったからだ。ナッパは待ち切れず、準備運動代わりに、近くまで来ていたTV中継のスタッフと記者たちの待機所を吹きとばした。

ピッコロは、悟空が来るまでに少しでもダメージを与えることを考え、クリリンが注意を引き付け、ピッコロがナッパの尻尾をつかみ、力が抜けて動けなくなったところで悟飯が思いっきり突っ込むという作戦を立てる。ピッコロは悟飯に、自分よりパワーは上なのだから自信を持てと話す。3時間が過ぎ悟空はあらわれず、戦いが始まろうとしていた。悟空はやっと閻魔大王のところに到着し、気配を感じた神が迎えにあらわれ、地上へと向かっていた。途中でカリンから二粒の仙豆を受け取って体力を回復した悟空は、一路、戦いの場に急ぐのだった。

クリリンはナッパの注意を引き付け、その隙にピッコロはナッパの尻尾をつかんだ。だがナッパは平気だった。弱点をきたえていたのだ。ナッパの一撃で気を失うピッコロ。悟飯を襲うナッパに、クリリンはとっておきの気円斬を放つ。ナッパはその攻撃を馬鹿にして受け止めようとするが、ベジータがよけるように指示した。それた気円斬は山を切り裂き、ナッパの頬に傷を付ける。激怒してクリリンに光弾を撃つナッパの背後から、意識を取り戻したピッコロが攻撃を放った。そしてピッコロは巨大な気の持ち主が近付いて来ることを感じるのだった。

ピッコロたちのように気を感じ取れないベジータは、スカウターを使って巨大な戦闘力の持ち主が後4分でここに来ることを察知した。その戦闘力と他の3人が協力すると厄介だと考えたベジータは、全員を殺すようナッパに命じた。悟空が本当に生き返ったのならドラゴンボールの伝説は真実で、直接ナメック星に行って調べれば良いと割り切ったのだ。悟飯に迫るナッパだったが、意を決した悟飯の攻撃でダメージを受ける。怒り心頭のナッパは強力な光弾を悟飯に向けて放った。ピッコロはとっさに悟飯をかばって、光弾にその身をさらすのだった。

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