各話あらすじ
第 10 話 待ってろ餃子!天津飯絶叫の気功砲
2009/06/07
脚本:隈沢 克之/戸田 博史 演出:野渡 康弘

ヤムチャが死んだのを見たクリリンの怒りが爆発した。渾身の力を込めて放った、修業の成果である気合い弾の威力はすさまじく、残った4匹の栽培マンの内、3匹を倒すことができた。残った1匹が孫悟飯を襲うが、それはピッコロが一瞬で倒す。しかしクリリンのフルパワーでも、ナッパとベジータは無傷だった。ナッパは今度は自分に戦わせてくれと頼み、ナメック星人であるピッコロのみドラゴンボールのことを聞き出すために生かしておくことを条件に、ベジータは許可する。まずクリリンを襲ったナッパを、ピッコロは庇うように迎え撃った。

だがピッコロでもナッパのスピードに太刀打ちできなかった。気合いをためるナッパに呼応するかのよう大地が震え、地割れが起こる。餃子の超能力でも防ぐことができず、ナッパの一撃で岩に叩きつけられてしまった。そしてナッパの攻撃を受けた天津飯は、左腕を失ってしまう。空中へ飛び、気合い弾を撃とうとする天津飯はナッパに叩きのめされてしまう。助けに走ったクリリンを、ナッパの放ったエネルギー波が襲った。かろうじて避けたクリリンの横の地面には、底の見えない大穴が開いており、改めてナッパの実力を思い知らされるのだった。

その隙をついて、餃子はナッパの背中にしがみついた。振り落とそうと岩山に打ち付けるナッパだったが、餃子は離れなかった。餃子はテレパシーで天津飯に別れを告げ、自爆した。だが、それでもナッパは無傷だった。餃子はドラゴンボールで一度よみがえっているので、もう生き返ることはできない。悲しみをこらえ、怒りに燃えた天津飯は、ナッパに猛攻をかけるがかなわない。助けに入ろうとするクリリンをピッコロは止めた。ナッパが攻撃に入る時にできる一瞬の隙を狙うために。ナッパがとどめをさそうと空中に飛び上がった時、隙ができた。

ピッコロとクリリンは飛び上がってナッパに攻撃を加える。後は悟飯が一撃を加えれば攻撃は成功するはずだった。だが悟飯は初めての実戦に怖がって逃げ出してしまう。怒ったナッパが反撃しようとした時、天津飯の全身全霊の力を込めた気功砲が放たれた。しかしナッパには通じなかった。無念の内に息絶える天津飯。神は自らの死期が近いことを悟る。絶望の中、クリリンたちが待ち望んでいる希望、孫悟空がカカロットであることに気付いたベジータは、ナッパに攻撃をやめるよう命じ、三時間だけ待つことにした。果たして悟空は間に合うのか。

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