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どれみ#あらすじ    以前のあらすじを見る
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大和屋 暁
山内 重保
生田目康裕
ゆきゆきえ/塩崎広光
第 42 話 2000/12/10 放送 魔法をつかわない魔女
仔馬のようによろよろと立ち上がって三歩歩くハナちゃん。健康診断に合格して、どれみたちは擦り傷に効くヤー ロウの魔法ハーブをもらった。その帰り道どれみたちが青いクラシックなスポーツカーが止まっているのを見付け、 近づいてみると、気風のよさそうな若い魔女がレンチを持って車を修理していた。見かねたどれみたちがポロンを出すと、「この車には魔法を使わないで!」と断られてしまった。
その魔女の名はマジョラン。これから女王様に会いに行 くのだと言う。どれみが話に興味をそそられたと見ると、 マジョランはどれみとハナちゃんを乗せたまま車を急発進させた。呆然と見送るはづきたち3人は混乱しつつも車を追った。疾走するマジョランの車は次々に検問を突破、どれみたちを人質にひたすら女王様のお城を目指す。しかし、窮地になっても魔法を使わないマジョラン。どれみが質問すると、もう200年も魔法は使っていないという。それは、幸せだった頃に感じた何かがわかるような気がするからだとマジョランは答えた。
かつて魔女界の幼稚園で問題児だったマジョランを引き取って里親になったのはマジョハートだった。二人は人間界の家で互いに愛情を通わせ、親子として上手くやっていた。だが、ある日突然マジョハートが魔女界に帰ると宣 言。何も分らないままのマジョランは結局マジョハートの元を飛び出してしまったのだった。ついに、女王様の城に入ったマジョランは、いつまで人間界との交流を拒み続けるのかと問い詰める。「今は出来ません」と女王様。その時マジョランの頬の傷を見付けたどれみが、健診でもらったヤーロウの魔法ハーブを塗ってあげると、その匂いに幼い頃マジョハートから受けた愛情を思い出したマジョランはおとなしくなりそのまま兵士に連行されていった。
独房に面会に来たマジョハートから、幸せだった人間界の暮らしを捨てた訳を知らされるマジョラン。それは、人間と魔女の間におきる辛い悲しみをマジョランにして欲しくなかったからだった。手を取り合い和解する親子。かくして、マジョランは魔女界追放処分となった。そして、女王様の「今は」の言葉を信じて、人間界で母との再会を想い、故郷の家を目指して青い車を走らせるのであった。