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国語の授業で「将来の夢」というタイトルで作文を書くことになった。どれみたちはなんとなく夢が決まっていたけど、ももこは、興味のあることがたくさんありすぎて自分の夢を一つに決められない。そこでももこは町に出て色んな職業を体験してみる事にした。 |
そんな時、やはり夢を決めかねているクラスメイトの菊池と出会う。知識の多い菊池は、各職業の大変さも知識として知っているので夢が広がらない。どう考え てもサラリーマンに落ち着いてしまう。大好きな鉄道の仕事も好きなだけじゃ出来ないとあきらめていた。 |
結局、興味を仕事に出来る程世の中甘くはないと考える菊池だったが、偶然夕景を撮っているプロカメラマンのももこの母と出会う。ももことももこの母に好きな事をあきらめたら夢は叶わない、やりたいことはきっと見つかる、と励まされた菊池は、もう一度自分と向き合って考え始めた。 |
ももこの母のアドバイスを受けた菊池は家に帰り、机に向かって自分の胸に手を当てた。そして自分の好きなものは何か自分に尋ねてみる。作文の発表の日がやって来て、改めて自分の夢を見据える事が出来た菊池 は、自分の憧れの仕事を支える「縁の下の力持ち」になりたいと、胸を張って作文を読み上げるのだった。 |