エピソード

第 41 話 ありすの夢!花がつないだともだち

2013/11/24放送
脚本:米村正二 演出:佐藤千恵 作画:仁井学/北条直明/杉本幸子 美術:越智一裕/上田芳裕

ありすの庭にやってきたマナたちはその美しさに感動します。「幼いころの夢はお花屋さんになること」と微笑みありすですが、お父さんの仕事を継ぐためにその夢は叶えられなくなって淋しそう。だったらその夢を叶えてあげようとマナが連れて行ったのはフリーマーケットの会場。「ありすのお花屋さん」の看板に、夢が叶って嬉しいと喜ぶありす。そこへありすをライバルと呼ぶ五星麗奈が現れます。なんと麗奈もフリーマーケットでお花屋さんをやる、と言います。勝負を挑むという麗奈に対し、一緒にお花屋が出来て嬉しいと笑顔を見せるありす。
フリーマーケットが始まり、早速お客さんが来ましたが、麗奈の花屋さんにお客をどんどん取られてしまうありすのお花屋さんでしたが、元気のなかったお客さんがありすのお花を買って元気に。「お花屋さんって花と一緒に愛も届けているのかな」という真琴に、自分もレジーナにお花を届けたいと微笑むマナ。しかしそこへ現れたレジーナは「お花なんていらない」と言い放ちます。すると突然、花が枯れ始めました。闇の鼓動が聞こえないというシャルルたち。大切な花が枯れて泣き崩れる麗奈のもとにありすは駆けつけ、再生させよう、と言います。
枯れた花の応急処置をするありすと麗奈。「いつもいじわるばかりする私にどうして?」と尋ねる麗奈に、「この処置の仕方は麗奈さんが教えてくれたこと。麗奈さんが花にたっぷりの愛情を注いでいるを知っている。」と伝えます。ずっと友だちだと話すありすの言葉に麗奈は涙を流しました。そこへセバスチャンが、ジコチューの情報を持ってきます。なんと成層圏にいるジコチューとレジーナがジコチューの種を撒き散らしていたのです。四葉グループのロケットで1人、成層圏に向かったありすはキュアロゼッタに変身し、レジーナと対峙します。花の美しさ、愛の力、生きようとする葉を見せ「受け取って欲しい」と言いながら。
一瞬、心が揺れるけれど、攻撃の手を激しくするレジーナ。そこに五星財閥の力を借りてハートたちも駆けつけました。「友達のために来た」という麗奈に笑顔を向けるロゼッタ。そんなプリキュアに向けてレジーナはさらい攻撃を加えます。生命エネルギーが失われる危険を冒してでも仲間を守るロゼッタはレジーナへ「乙女の純真」というコスモスの花言葉を送り、レジーナを信じていると語り掛けます。心揺れるレジーナ。その隙を突いてプリキュアはジコチューを浄化しました。花の息吹が戻った地上で、ありすは新しい夢を見つけた、とみんなに話します。それは花のように元気をくれる存在を守る大いなる愛の力になるために四葉財閥を育てること。まぶしいくらいの笑顔のありすは夢へ一歩踏み出すのでした。

©ABC・東映アニメーション

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