「櫻井孝宏が聞く!デジモンクロスウォーズ緊急座談会」第3回「紅一点?チーム」前編

12/02/08

  • ※文中敬称略です。
  • ※お集まりいただいた声優のみなさん、ありがとうございました!

■キャラクター名と自己紹介


■アスタモン役、そして今回も司会を担当して頂く櫻井 孝宏さん

櫻井孝宏(以下、櫻井):「デジモンクロストーク」第三回は「紅一点?チーム」と言うことで集まって頂きました。ではキャラクター名と自己紹介を沖さんから、よろしくお願いします。

沖 佳苗(以下、沖):はい!天野ユウ役の沖佳苗です。

菊池正美(以下、菊池):ダメモン役の菊池正美です。

潘めぐみ(以下、潘):洲崎アイル役、潘めぐみです。

白石涼子(以下、白石):オポッサモン役の白石涼子です。









■新シリーズについて

■お集まり頂いた「紅一点?チーム」の皆様!

櫻井:新シリーズから参加の方は?

潘:はい!(挙手)

櫻井:潘さんですね。他のお三方は、前シリーズから引き続き出演されています。新キャラを担当している方もいらっしゃいますよね。

白石:はい、私です。新シリーズにも参加することができて嬉しいです!

櫻井:さて、新シリーズについてですが、ダメモンは登場するまで結構時間がかかりましたね。

菊池:そうなんです!やっと、出てきたか!という感じです。「出る出る」って聞いていたのだけど中々出ないので心配で。

櫻井:出る出る詐欺みたいですね(笑)。

菊池:実は、新シリーズに出る事ができるとは思っていなかったんです。前作のクライマックスで消えてしまう所で「もうダメモンとはお別れかぁ」と思っていました。

櫻井:悲しい別れでしたからね、本当に。

菊池:あそこから復活するとは僕も思わなかったので、出ると聞いたときは凄く嬉しかったですね!

櫻井:アフレコをしていると、ちょこちょこダメモンの回想シーンが出てきて、それを見る度に「いつ出るのかな」と、皆で話をしていました。因みに、再登場の回のアフレコはどうでしたか?

菊池:潘ちゃんも含めすごく新鮮なメンバーが多くなっていて、フレッシュでいい現場だなと思いました。

櫻井:雰囲気がガラッと変わりましたよね。

沖:それと、お菓子が増えた気がしませんか!?

櫻井:そうかも。どんどんお菓子が山積みになっていく。

沖:皆さんおいしいお菓子を持ってきてくださるから、もうついつい、つまんじゃいますね。

櫻井:そういう所もチームワークの良さを感じますね。今日もまた、渡辺久美子さん(ガムドラモン役)が、お菓子箱に入れてました(笑)。

白石:草尾さんきっかけで、休憩時間にドサッ!とお菓子が開くんですよ。前シリーズの時は草尾さんが毎週いらっしゃったので、絶対開いてましたね。今は、個別の包装の物は減っていくんですけど、袋入りの物、ポテトチップスとかは…開けるのに勇気が要りますよね…(笑)

菊池:開いてないと中々手を出しにくいよね(笑)


■みなさんの担当しているキャラクターについてどんな印象をお持ちですか?

■天野ユウ役の沖 佳苗さん

櫻井:どうですか、沖さんは?新シリーズが始まり、ユウが一番判り易く成長を遂げた、変化が生まれたキャラクターだと思うのですが。

沖:小学生にしてすごく苛酷な運命を辿ってしまったので…(笑)

櫻井:そ、そうですね(笑)。

沖:新シリーズでは、先輩的視点というか、タギルのことを俯瞰から、昔の自分を見ているような、ちょっと達観している感はあるかな、と思います。

櫻井:タイキとはちょっと違う視点で…。タイキは本当に「お兄さん」みたいな感じで見てますよね。

沖:そうですね。あと、ユウはツッコミの台詞が増えました。(笑)

櫻井:ツッコミ役?

沖:私自身は基本、ボケ側なんですが。

櫻井:沖さんはボケなんですか?

沖:よく言われるんです。だからツッコミの練習中です。


櫻井:ダメモンが再登場した時はどうでした?

沖:もうずっとずっと待ってました!本当に嬉しかったです!

菊池:よかったねぇ、また出会えて(笑)

沖:涙ぐましい再会でした。

櫻井:ダメモンとユウの関係は、前シリーズの象徴的な部分でもありますからね。それが復活するというのはやっぱり熱いですよね。

沖:本当に、待ち望んでました。

菊池:よかったです(笑)


■オポッサモン役の白石 涼子さん

櫻井:さて、続きましてオポッサモン!

白石:はい、オポッサモン役の白石涼子です。今シリーズからの新キャラです!

櫻井:また持ち役が増えましたねぇ。

白石:実は始まる時に、「オポッサモンを白石さんにやってもらうことになったよ」と聞いて、「白石さんには“また”挑戦してもらうね」みたいな感じで言われていました。

前作のアカリも中々やったことのない、高いテンションのキャラクターで、毎回挑戦させてもらっていました。が、オポッサモンはなんというか、小動物的なテンションというか…

櫻井:テンション的にはアカリよりも、はるかに上のテンションですよね(笑)。

白石:そうですねぇ…。それに、自分のことをすごくかわいいと思っている所も有ったり(笑)

櫻井:オポッサモンは超進化すると、これまたスゴイんですよ。

白石:チョ・ハッカイモンになります。

櫻井:大変なことになっちゃいますよね(笑)。

白石:なりますね(笑)それはそれでまた大変でしたが、挑戦甲斐のあるキャラクターだったので!

櫻井:キャスト陣から絶大な支持を得ていますからね。

白石:ガムドラモン役の渡辺久美子さんが「いやー面白いわぁ、チョ・ハッカイモン面白いわぁ」と、すごく敵キャラとして褒めてくれたのが嬉しかったです!

櫻井:認めてくれた?

白石:でも笑ってしまうから、戦いたくないって言われました(笑)

「出てきて欲しい!けど戦いたくない!!」って(笑)

櫻井:ちょっと憎めない感じのする、着ぐるみを着ているようなキャラですよね。

白石:人が着ぐるみ着ているみたいな感じで。キャラクター設定も細かくて、人間の萌えキャラみたいな感じなのかなと思っていました。

潘:中にスク水みたいなの着ていましたよね。

白石:そうそうそう!

櫻井:あ、そうだ!スク水!スクール水着!

菊池:やっぱそういうとこよく見てるよねぇ〜





櫻井:兼役のキャラが増えたりすると、今まで出てきてたデジモンが登場する機会が増えますよね。

白石:色んな所で出てきますね。

櫻井:油断出来ないです(笑)

白石:油断できないし、しっかりと演じ分けなきゃな!と思います。

櫻井:こうなってくると、今まで担当したキャラクターが一度に出てくる可能性もありますよね。

白石:今までの草尾さん、岸尾さん、あと桑島さんすごかったじゃないですか!

沖:すごかったですね!!

白石:だからちょっとそうなって欲しくないなと思っていたりも…。

櫻井:それは「フリ」なのかなって思われちゃいますよ!

白石:プロデューサーが立っている方を見ないようにします!(笑)





■州崎アイル役の潘 めぐみさん

櫻井:さて、このシリーズから新しく参加した藩さん。アフレコの方はどうですか?

潘:はい!毎回緊張してしまって肩がキュー!ってなりながら頑張っています!

スタジオでは、隣に高山さんが座っていらして「はい、いいんだよ、いいんだよ〜」って落ち着かせてくださって…毎回大先輩の中で緊張しながらですが頑張っています!

実は私、普段は「アイルちゃん」というより「タギル」のような性格なので、どうしたら可愛いアイルちゃんになるか考えるのが大変です(笑)

キービジュアルを見たときにすごくかわいらしい、キュートな小悪魔なイメージがあったのですが、性格の所を見ると、「わがまま、傲慢、横取り上等」と良い事が何一つ書いて無かったんです。でも、だからこその「かわいらしさ」があって許されるのかなと。そういう風に感じています。

櫻井:藩さんは、普段、元気いっぱいな感じ?

潘:元気モリモリです!モリモリっ子です。

櫻井:モリモリっ子かー(笑)。逆かなと思っていました。女の子らしいイメージでしたよ。

潘:全然!!全然!!コマネチとかします。

櫻井:完全にそれ、「やって下さい」っていう流れですけど、事務所的に大丈夫ですか(笑)?

潘:コマネチ!(カメラ前で実演して頂きました!)

櫻井:これは、高山みなみさんも「ほっとけない!」って言っちゃいますね(笑)。

菊池:色んな意味で放っとけない(笑)

白石:実は初めて会った時から変顔を見せてくれたり、自分を解放していてくれていたので、「あぁ、付いていこう!」って思いました!私のご主人様なので。(笑)


櫻井:アイルちゃんとの共通点はありますか?

潘:共通点は、彼女も表情が豊かなのでそこかなと思います。コロコロ変わって、かわいい顔、企んでいる顔、本当に嬉しくて凄く喜んでいる顔、それとユウが気になっている時の「恋する乙女」みたいな、かわいらしい顔とかも。

沖:やっていることは結構、怖い事もありますよね(笑)

潘:プスプスプスッって、ユウの人形を刺していたりしてましたね(笑)

沖:そうそう(笑)

櫻井:中々刺激的なシーンでしたよね。感想は?

潘:新鮮なキャラクターですね。

櫻井:自分に発見があるような?

潘:挑戦して、発見して、毎日ハントハントです!


櫻井:アイルの相方。オポッサモンの白石さんはどうですか?キャラクターの印象は?

白石:オポッサモンは自分のことを「アタチ」って言うんです。

櫻井:あれって、アドリブでしたっけ?

白石:いや、台本にカタカナで「アタチ」って書いてありました。せっかくそんな設定をいただいたので、自分の中で、もっと変わったキャラにしたいなと思ったんです。でも中途半端にキャラ付けをしようとして、それがうまくいかなくて、普通になってしまいました。そんな時、高山みなみさんに「涼子のやろうとしていることはわかったよ」「もっと振り切れば良かったんだよ!」ってアドバイスを頂いて。

櫻井:あら。でも、十分振り切っているような感じはしますが。

白石:ある意味で、チョ・ハッカイモンになったことで振り切れたのかもしれないです。

櫻井:進化後が更に派手だから、逆に良かったのかもしれないですね。

白石:そっか!オポッサモンがあまり振り切れすぎると、チョ・ハッカイモンに超進化した時にどうしたらいいのか、わかんなくなっちゃうかもしれない(笑)

櫻井:「可愛くない」と、アイルに言われるかもしれないもんね(笑)。

白石:オポッサモンは自分のことが一番かわいいと思っているキャラクターで、自分の中にないキャラなので精一杯がんばっています。

櫻井:じゃあもう日常生活から「アタチ」って言っちゃうくらい頑張っている感じで(笑)!

白石:アタチって(オポッサモン声で)言っといた方がいいですかね?

櫻井:周りの人に「白石さん大丈夫?最近ちょっと…」って言われますけどね(笑)。

白石:ならデジモンのアフレコの時だけ「アタチ」って言うようにします(笑)

櫻井:本当にやって下さいね(笑)。

白石:え?!気、気が向いたらそうします…

櫻井:ははは(笑)。よろしくお願いします!




櫻井:ユウは、目覚ましく成長しましたが、どうですか?その変化を楽しめていますか?

沖:いやー、やはり毎週苦しいです。

櫻井:さっき言っていたツッコミですか?

沖:それも有りますが、周りに先輩の役者さんが多かったので、ユウと一緒に私も緊張しながらやっています。調度、キャラと出演者の方たちの位置づけがいい感じで、楽しみながらも苦しいというか、「なんだ!このムズムズ!」みたいな感じです。

櫻井:そのムズムズが心地いい?

沖:ちょっと心地よくなりかけていますね。

櫻井:最高の状態ですね。

沖:もう少し、先へ行きたいなと思っています!

櫻井:新シリーズだと、ユウの立ち位置が面白いですよね。

沖:タギルの事も理解できるし、タイキさんとは違うけれど、同じような形でデジモンの戦いも知っている。そういえば「放っとけない!」という、タイキさんの口癖がうつっちゃいましたもんね。(笑)

櫻井:タイキの影響が強く出てきていますか。

沖:すごく受けていますね!また、タギルの影響も受けていると思いますし、一番影響を受けやすいキャラなのかもしれないですね。

櫻井:成長物語なので、今まさに「出来上がっていってる途中」なのかもしれないですね。

沖:前シリーズの最後に、タイキさんという素晴らしいアニキと出会って良かったなと思っています。

櫻井:漢(おとこ)だよね!その「アニキと出会って」というくだりが(笑)。

沖:もう本当に良かったです。違う人に付いていっていたらダメでしたね。

櫻井:確かにそうかもしれない。一癖も二癖もあるような個性的なキャラクターが沢山いますけど、その中でもタイキは別格です。本当に立派。

沖:そうですね。一緒にバスケとかやっている時はそんなに変わらないな、という雰囲気で「一緒に遊んでくれている」という感じなのですが。やっぱり素敵ですね。

櫻井:タイキ、タギル、ユウの3人の関係性とか、本当いいバランスだし。

沖:そうですね。本当に「学校」みたいな感じで、楽しいです。

櫻井:タギルがフォローしているシーンも結構あるんですよね。

沖:最初の方はもうダメモンがいなくて…という時にタギルが渇を入れていたり。そういう意味では仲が良くて、本当の意味でお互いをフォローし合っている。大事な絆が出来きているのかなって言う感じはします!

櫻井:確かに、絆の強さは半端ないですね!



■ダメモン役の菊池 正美さん

櫻井:そして、誰もが待っていたダメモン!「ポスターにも出ているのに!」と、思っていました(笑)。

菊池:いやぁ、ねぇ(笑) そうなのですよ。ただ、今までは悪い方のデジモンだったじゃないですか。

櫻井:そうでしたね。立場は違えど、ユウとのコンビは始まってましたね。

菊池:うんうん。で、皮肉屋で憎まれ口をたたいて、「ダメダメ!」ってセリフが有って。新しいシリーズになってあんまり「ダメダメ」って言わなくなったから、なんかやりにくくてねぇ。

一同:爆笑

櫻井:名前に「ダメ」って付いてますしね(笑)。それは言いたいですよね!

菊池:しかも第一声が「ただいま、ユウ」。今まで相手のことをバカにするような台詞ばっかり言っていたので、僕の中で非常に言いにくい台詞でした。だから最初のほうちょっとかわいくなりすぎてしまって、ダメ出しももらいました(笑)

櫻井:意地悪で、常に「ダメダメ!」でしたからね。で、ツワーモンに超進化すると全く真逆のキャラクターになって、すごくかっこいい!

菊池:ねぇ!あの差はスゴイね(笑)

櫻井:ギャップ萌えです(笑)。あの何とも言えないフォルムから、まさか…。上手く言葉にできないのですが…(笑)。

(一同笑い出す)

菊池:最初はちょっとね!「アレ?このキャラクター…この形…?って…」思いました(笑)

櫻井:「何色なんだろう?」と、現場で話題になりました(笑)。

菊池:ありましたねぇ(笑)

櫻井:言っちゃっていいのかな、みたいな所がありましたが、ツワーモンに進化した姿を見て、「あぁ、よかった!」って思いました(笑)。

菊池:そう。あれで僕もね、救われたって思いましたよね。

櫻井:ほんとに僕はこのポスターが大好きで(壁面に貼られている本作のポスターを指しながら)。今までに無いと言いますか、メインキャラクターの中で(ダメモンを指しながら)、このなんとも言えない…なんていうんでしょうねぇ…独特な形状の物が(笑)。

一同:爆笑

<前編:了>


後編はこちら!