各話あらすじ
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各話あらすじ
第 7 話  『Trick:7』 2006/05/16
脚本:小中千昭 演出:スズキイチロウ 作画:椛島洋介 美術:飯島由樹子
「こんなモノに拘っていたから、今まで僕は飛べなかったのかも知れない」…イッキとのバトルを通じ、ブッチャもまた自由に飛びたかった事、その純粋な気持ちを忘れていた事を思い出した。もしかしたら、チーム『夜王』の解散はいい転機だったのかも知れない…ようやく踏ん切りがついた彼は、今までのバトルで得たすべてのエンブレムを捨てることにする。その頃、イッキは過酷なバトルのせいで磨耗したパーツを、どうにか新品と取り替えられないかと悩んでいた。これからの事を考えるにしても、走れないのでは意味がないからである。
ブッチャからパーツをもらい、これでようやく走れるようになった。あとは、この先どうするかを考えるだけ…。計画通り自分のチームを作るか? それともシムカのチームに入るか? チームを作ろうにも、頼みのカズとオニギリはロクに練習もしていないみたいだし…。修理が済み、リンゴを誘ってさっそくテスト走行に出たイッキは、その決断を彼女に伝えようとする。だがリンゴは、イッキがシムカのチームに入ると思い込んでしまい、その嫉妬心から落ち込んで、逃げ出してしまった。期待した自分がバカだったかも…と。
すべてはリンゴの早とちりだった。「オレ、シムカさんのチームに入ろうとしたんだ。ケド、やっぱヤメた。オレはやっぱ自分のチーム作るぜ」…その言葉を聞いて、ようやく笑顔を取り戻すリンゴ。やはりイッキはイッキ、誰にも流されない…!! しかし自分のチームを作るとは言っても、道のりは容易ではなかった。カズはともかく、恋をしてしまったオニギリは、なかなか首を縦に振ろうとしなかったのである。今の彼は、A.T.でのエアロビクス「インラインビクス」を、相手の女性とすることしか興味がない。
彼女の元カレはストームライダーで、今でもその時の心の傷が痛むらしい。だからイッキたちとはチームを組めない…。それがオニギリの選択だった。カズによると、彼女は見てくれや金で男を選ぶ人ではないという。だから応援しようと思ったのだが…。しかし現実は違っていた。せっかくオニギリがショック療法で彼女の傷を癒そうとしたのに、彼女はストームライダー役を引き受けてくれたブッチャにひと目ボレ!! 結局、ポッチャリ好きで、思い切り見た目で選んでいたことがバレ、オニギリは吹っ切るようにイッキのチームに入る事を了承する。
(C)大暮雅人・講談社/マーベラスエンターテイメント・エイベックス・エンタテインメント・東映アニメーション