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各話あらすじ
第 21 話  『Trick:21』 2006/08/29
脚本:小中千昭 演出:横田和善 作画:今井武志、南伸一郎 美術:飯島由樹子
病室のベッドで休んでいたアギトに忍び寄る、怪しい女医の影…。だがそれは、『ある人』からの依頼で派遣された、ライダー専門の医者だった!! アギトとアキト、二つの人格が同じ肉体に宿っているせいで身体がボロボロになり、足にガタが来ていたと思い込んでいたアギト…。彼はこの女医の診断を聞いてホッと胸をなで下ろす。何故なら足の症状は、ストームライダーなら誰でもかかる、蓄積疲労による不調でしかなかったからだ。「オレ=アギトという人格が同居しているせいで、アキトを苦しめていたわけじゃなかったのか…」…彼の瞳も思わず潤む。
ようやく安心できたアギトは、牙のレガリアをイッキに手渡し、改めて小烏丸で一緒にやっていくことを約束した。宇童との二年前からの因縁を清算し、足の症状も心配いらないことが判明。これでもう心に引っかかることは何もない。影があった表情も今は晴れ、この瞬間から彼の第二章の幕を上げる…。一方、シムカにも転機が訪れようとしていた。ベヒーモスとのバトルが世界中に配信され、今や小烏丸はレガリアの所持者としてストームライダーたちから注目されるチーム。それは彼女が待ち続けていた存在であったからだ。
「あの日…あの時から、私の中にも『空』が入ってくる。私の中のずっと奥の方でも、風がメチャクチャにかき回すの…」…スピット・ファイアの美容室にフラリと現われたシムカは、ベヒーモス戦で見たイッキの姿を思い浮かべながら、思いつめた表情でそう切り出した。そして長かった髪をバッサリと切り、行動を起こす事を決意する。そう…イッキを迎えに行くのだ。トロパイオンの頂上に居座る『やつら』を倒すため、イッキたちの力を自分たちの側につけようと…。その頃、シムカの行動など微塵も知らないイッキたちは、ついに専用の秘密基地を校舎の中に見つけ、子供のようにはしゃいでいた…。
小烏丸をシムカたちの傘下に組み込むのではなく、自分たちが小烏丸の傘下に下る…!! その衝撃発言に、スピット・ファイアも驚愕した!! 一体シムカは何を考えているのか!? だがその真意はともかく、『炎の道』のスピット・ファイア、そして『紫電の道』の鵺は、自分のチームを招集。シムカの元に大集合した上で、イッキにラブレター(伝言)を伝えた。「四人の王と四つのレガリアを持つ362名のトップライダー…トロパイオンの塔を陥落させるためだけに存在し、シムカに作られ、育てられた史上最強のメガストーム(暴風族連合)が小烏丸に膝まずく…」。その申し出に、イッキは…!?
(C)大暮雅人・講談社/マーベラスエンターテイメント・エイベックス・エンタテインメント・東映アニメーション