各話あらすじ
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各話あらすじ
第 20 話  『Trick:20』 2006/08/22
脚本:小中千昭 演出:政木伸一 作画:向山祐治 美術:飯島由樹子
イッキ率いる『小烏丸』と、宇童アキラ率いる『ベヒーモス』のバトルは、いよいよ佳境を迎えていた!! イッキ&アギトのコンビは、『超獣』宇童アキラと『サイクロプス・ハンマー』坂東ミツルの最強コンビに一歩も引くことなく、強気なアタックでチャレンジ。坂東の破壊力バツグンなパンチ、そして宇童のキレ味鋭いキックに超攻撃的な姿勢で臨み、クラス格差など微塵も感じさせない技の応酬を演じていた。イッキが坂東の殺人的なパンチを相殺すれば、アギトはレガリアなしで『牙の王』の真価を発揮。観客もどよめく善戦を展開する。
「このカビ臭ェ檻ン中に、一体なに大事にしまい込んでンのか知ンねーけどよっ…おかげで、とっくに腐ってんぜ…アンタの『羽』は!! 俺ならその檻ごと飛ぶね、全部かついで飛んでやらあ!!」…ついに『翼の道(ウイング・ロード)』を我が物にし、宇童アキラに渾身の一撃を叩き込んだイッキ!! だが彼が勝利に酔いしれる暇もなく、宇童は最後の力を振り絞って逆襲。アギトの鎖骨を叩き折り、イッキに一撃食らわして失神させた。「南樹、いいバトルだった…でも、お前にはまだ『王』は早えーな(ニヤリ)」
だが彼の意地もそこまでだった…。既に『牙』は折れ、宇童は立ったまま失神。『四聖獣』のひとり、左(さの)が負けを認めたことで、小烏丸の勝利が確定する。これで一大勢力のベヒーモスが解散…!? 怒りに震える観客たち。もともとこの開場は、ベヒーモスのメンバーしかいない超アウエー。このままでは混乱で沸騰した会場内で、死人すら出かねない状況にまで発展してしまうだろう…!! さらにそこへマル風Gメンも踏み込み、パニックに更なる拍車をかけた!! そんな中、意識を取り戻した宇童がある『決断』を下す…。
「このバトルも、このチームも俺のものですから…幕を引くのは俺の役目です」…ストームライダーとマル風Gメンの全面戦争に発展する寸前でそう言い放ち、自分が逮捕されることで事態の収拾を図った宇童…。そう…こうやって彼は、ずっと力の弱いライダーたちを、自分という檻で守ってきたのである。それは今回も同じだった。こうしてベヒーモスは宇童自身の手で解散され、ストームライダーの勢力図は大きく書き換えられることになる。そして今、戦い終わり、入院したアギトに怪しい影が忍び寄ろうとしていた…!!
(C)大暮雅人・講談社/マーベラスエンターテイメント・エイベックス・エンタテインメント・東映アニメーション