各話あらすじ
トップページへ
ストーリー スタッフ・キャスト キャラクター 各話あらすじ 掲示板
各話あらすじ
第 15 話  『Trick:15』 2006/07/18
脚本:小中千昭 演出:浜津守 作画:工藤柾輝 美術:飯島由樹子
イッキがストームライダーになることを猛反対したリカ姉。それに反発し、実力を見せ付けることでA.Tを続けようとするイッキ。二人は、前「空の王候補」だった、車椅子の青年「空」の提案で、パーツ・ウォウBクラスのバトル形式「ディスク」で決着をつけようとする。イッキの側についたのは、かつて彼と同じ夢に向かって突っ走っていた空、そして彼の犬たち。リカ姉のチームに引きずり込まれたのは、リンゴと、心配して様子を見に来たミカン&ウメ。つまり、新旧「空の王候補」チームと、新旧「眠りの森」チームの決戦だ!!
だがいざ勝負を始めてみると、リカ姉とイッキの実力には雲泥の差があった。何しろ彼女は、元眠りの森の一員「荊棘の道(ソニアロード)」。対してイッキは、空の王候補ながら、現在は無名のFランクライダー。どんなに意地を張り、どんなに気合を入れたところで、叩き潰されるのがオチだった。そのあまりに情けない姿に、パートナーを買って出た空も呆然とする。だがここで、ついにイッキの根性が状況に変化をもたらした…。いくらリカ姉がA.Tを履いていない状況だとは言え、根性のアタックを繰り返すことで、彼女の体力を限界まで追い詰めたのだ!!
リカ姉はイッキを守るつもりでA.Tをやらせまいとしていた。それは…空のように、いずれ自滅して取り返しのつかない事態を招かないようにするため。だからこそストームライダーになることを猛烈に反対した。だがイッキは言い返す。「リカ姉に守ってもらえば居心地はいいかもよ。安全だろうしエサもくれる。だけど俺は…リカ姉のカゴん中で飼われんのは、まっぴらゴメンだっつってんの!!」…そしてその強い意志はリカ姉のテクニックを凌駕し、ついにパーツ・ウォウBクラス「ディスク」を制したのだった!!
何も恐れずに大空を翔るイッキ。その姿を羨ましく思い、自分ももっと高く飛びたかったと、過去の過ちを後悔するリカ姉。そうして二人の勝負はイッキに軍配が上がり、彼はようやく自分のチームを認めさせることができた。だがリカ姉の『弟』を心配する気持ちは揺るがず、実力をつけさせるためのオモリを全身に装着させる。一方、チームもようやく軌道に乗り、楽しい日々を過ごしていたアギトは、次第にチームというものに愛着を感じ始めていた。一匹狼を好み、群れることを嫌っていた、あのアギトが…。
(C)大暮雅人・講談社/マーベラスエンターテイメント・エイベックス・エンタテインメント・東映アニメーション