各話あらすじ
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各話あらすじ
第 12 話  『Trick:12』 2006/06/27
脚本:小中千昭 演出:政木伸一 作画:向山祐治 美術:飯島由樹子
ついに始動した、イッキのオリジナルチーム『小烏丸』!! 初戦の相手は、学校をテリトリーにしようとしていた『サーベルタイガー』。互いに最下層のFランクライダーチームだ。もともとパーツウォウにはクラスごとに設定されたバトル方式があり、ランクが上がるにつれ、高度なテクニックが要求されるようになる。Fクラスは『ダッシュ』。5対5で行なわれ、決められたコースを先にゴールするか、相手をコースアウトさせれば一勝だ。だが小烏丸は、先鋒のブッチャと次鋒のオニギリが続けざまに敗退。早くも窮地に立たされる。
残るは、イッキ・カズ・アギトの三人。だがAクラスライダーのアギトは、あまりに低レベルなバトル内容にそっぽを向いていた。さあ、どうする…!? 悩むイッキたち。その中でリンゴは、自分がイッキをけしかけてバトルをさせてしまった事を後悔していた。このままじゃ、せっかく立ち上げた小烏丸がなくなっちゃう…!! しかしリンゴ自身は、『眠りの森』の一員として、走る事を姉に禁じられている。このままイッキたちに手を貸すことはできない…。そこで彼女が考えたのは…ナゾの助っ人『クロワッサン仮面』に変装することだった!!
クロワッサン…いや、謎の『スク水仮面』大活躍!! 見事な一勝をあげた!! これで首の皮一枚で、どうにかイッキたちは次に望みをつなごうとする。だがここで、カズは参戦を断念。彼を「この先も、ずっとバトルじゃ走らねえミソッカス」だと言い切るアギトに後を託そうとした。だがそれで本当にいいのか? このまま日陰の存在でいいのか? イッキは言う、「だが思い出せよ…世界で一番主役の似合うこの俺様が、かけっこだけは一度もテメェに勝った事がねえって事を…」。そして続けた。「…蹴散らしてこい」。
イッキだけは気付いていた。カズのA.Tのホイールが、小烏丸の誰よりも一番磨り減っていた事に…。それこそカズの強さ、根性の現われである。そして彼は輝かしい勝利を手に入れた。誰よりも早く、誰も追いつけないトップスピードを記録し、まるで超音速戦闘機なみに空気の壁を突破して…!! それこそ、後に『ステルス』の異名を持つライダーが生まれた瞬間だった…!! これで二勝二敗。続く大将戦は…イッキと、女性リーダー『イリヤ・ナツミ』。そこでイッキは自身の『ツバサ』を存分に発揮し、サーベルタイガーを蹴散らすのだった!!
(C)大暮雅人・講談社/マーベラスエンターテイメント・エイベックス・エンタテインメント・東映アニメーション