各話あらすじ
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各話あらすじ
第 11 話  『Trick:11』 2006/06/20
脚本:小中千昭 演出:栗本宏志 作画:浜津武広  石川雅一 美術:飯島由樹
迎えに来た兄『海人』に決別宣言をし、イッキの元でひとり立ちを決心した亜紀人。これでようやく五人、チーム結成の最低ラインはクリアできた。そしてイッキは念願だったオリジナルチームの発足にいよいよ踏み切る。メンバーの役割は以下の通り。まずは亜紀人(咢)。彼は戦闘担当大元帥、その圧倒的な戦闘力で、敵を殲滅する役目を担う。次にブッチャ。彼は特攻隊長&食料大臣で、一番槍として道を切り開く事になるだろう。そしてオニギリとカズは、…エロ大臣と庶務雑務5号だった。
亜紀人やブッチャは、ストームライダーとして実績がある。素人の自分が、彼らと同じ働きができないことは、カズも充分に理解しているつもりだ。だが、幼なじみの自分たちを、まるで戦力外のように扱うイッキの態度には、正直ガッカリしていた。それでも彼は、イッキのチームを抜けるという事は考えようとしない。三年の先輩に呼び出され、「イッキの代わりに東中ガンズのヘッドになれ」…そう言われても、親友を裏切るくらいなら…とあっさり断ったくらいだった。イッキという大輪の桜を引きたたせるためなら…そう心の整理をつけたのである。
勝利の象徴であるトロフィー…その語源は、『勝利の塔(トロパイオン)』だとされている。古代ギリシャ都市国家群の戦いにおいて、敵兵の武器と死骸でうず高く積み上げられた祭壇は、その高さを競うという意味でも神聖なものとされていた。パーツ・ウォウもそうありたいと、ストームライダーたちはトロパイオンの頂上を目指す。『空の王』が光臨するというトロパイオンの頂上へ…!! 八の道と、そこに控える八の王。王の証である八つの王璽(レガリア)…。そして今、イッキたちも新チーム発足のために、充実した日々を送っていたのだった。
かつてアギトから救った権造を頼り、調達したオシャレなウェア。交代で汗を流した、資金作りのためのアルバイト。梅を頼ってプロのデザイナーに依頼した、オリジナル・エンブレム。そして、ようやく決まったチーム名…ストームライダー『小烏丸』。だが、イッキにとって、たったひとつ足りないものがあった。それは、彼自身がA.Tで本当にやりたいこと…。リンゴは「見つからないなら、それを見つけるために走ってもいいんじゃない?」とは言うものの、そのせいで最初のバトルは、ただのケンカになってしまうのだった…。
(C)大暮雅人・講談社/マーベラスエンターテイメント・エイベックス・エンタテインメント・東映アニメーション