各話あらすじ
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各話あらすじ
第 10 話  『Trick:10』 2006/06/06
脚本:小中千昭 演出:白石道太 作画:服部益実 美術:飯島由樹子
リンゴに誘われ、イッキ・カズ・オニギリ・ブッチャ・絵美里・弥生・トンちゃん先生は、チーム「近鉄ブルズ」と、たった二人だけのチーム「AGITO」のバトルを観戦していた。そこで目の当たりにしたのは、AGITOの少年ストームライダー「アギト」の圧倒的な強さ!! そして血煙舞う凄惨な現場だった!! かつてのライバル「犬山」とは親友同士だったと言う近鉄ブルズのヘッド「徳俵権造」を応援していたイッキたちは、無残にも血まみれになり、もはや指先ひとつ動かせない徳俵を前に、ただ緊張の面持ちで息を飲むだけ…。
そこへ、突然なだれ込んでくる人・人・人…。ヤツらはストームライダー専門の機動隊「特殊飛行靴暴走対策室」。通称「マル風(フウ)Gメン」!! 暴飛靴新法12条4項の現行犯で逮捕しようと、今夜のこのバトルを仕組んだのである!! 責任者はGメン室長「鰐島海人(わにじまかいと)」、アギトの兄だ!! 凶悪な面構えをした精鋭四人を引き連れ、警視庁のヘリ、シールドを構えた機動隊員を大量投入し、今まさに囮捜査の総仕上げをするために登場したのである。怒号と混乱の中、クモの子を散らすように逃げていくストームライダーたちの中で、イッキは…!?
助け出した権造をトンちゃん先生に任せ、イッキたちは海人の追撃をかわし、A.Tでの逃走を開始した。それを追うのはアギト。目的は…A.Tバトル!! イッキと『遊ぶ』ためだ。どうやら彼は、兄の捜査に協力はしていても、ストームライダーを「クズ」と見下す海人に心から従っているようではないらしい…。むしろ怒りや憎しみに近い感情を持ち合わせているようだった。そのせいか、彼はイッキたちと『飛ぶ』ことで、彼らに急速に親近感を持ち始めるようになる。そして共に空に憧れる者として、突然イッキにキスをした…。
実はアギトの中には二つの人格が備わっていた。一方は、ストームライダーとして凶悪な表情を見せる「咢(アギト)」。そしてもう一人が、イッキにキスをした平和主義者の「亜紀人(アキト)」である。人格のスイッチは、眼帯でどちらの目を隠すかによって決定。眼帯が左ならアギト、右ならアキトだった。アキトに戻り、イッキたちと行動を共にした彼は、その夜を野山野家で過ごして、すっかりイッキの若奥様気分♪ ゲッソリと痩せ細ったイッキや、嫉妬心メラメラなリンゴなどおかまいなく、「帰りたくない」と居つこうとする。海人が現われたのは、まさにその最中だった…!!
(C)大暮雅人・講談社/マーベラスエンターテイメント・エイベックス・エンタテインメント・東映アニメーション