第 86 話 2004/12/12 逆襲のゾフィス 友情の最終決戦!!

脚本
大和屋暁
演出
西沢信孝
作画監督
浅沼昭弘
美術監督
清水哲弘

ココのイヤリングから彼女の声にならないSOSを受け取ったシェリーに、もう迷いはなかった。ゾフィスの心の支配からココを救出しようと改めて決意すると、ゾフィスの片腕を重力の魔法で押しつぶし、今こそ反撃に出る! しかしゾフィスも圧倒されてばかりではなく、「私を怒らせたことを後悔しやがれ!」と機動力を活かして攻撃してきた。そして地盤を崩すことでシェリー&ブラゴを足止めし、自らはココを連れて逃走を図るのだった。だが、そこへ思わぬ攻撃の手が及ぶ…!!

「ミグロン!」…アルベールの声と共に発せられる魔法攻撃。そこにはデモルトたち四天王を倒したレイラ&アルベール、ティオ&恵、ウォンレイ&リィエン、キャンチョメ&フォルゴレ、ウマゴン&サンビーム、ナゾナゾ博士、そしてガッシュ&清麿の連合軍が立ちふさがった! 「いいでしょう、行きがけの駄賃です。相手をして差し上げましょう」…シェリーとの戦いで見せた凶悪な顔をひそめ、ゾフィスは連合軍を前に再び不敵な笑みを見せる。そして誰もいない大地に謎の一撃を放った…。

ゾフィスの意図は火山にあった。飛来した一撃によって刺激されたマグマは、無数の火山弾を放出。それはゾフィスを取り囲んでいた清麿たちの包囲網を混乱させ、大きな隙を作り出した。慌てた連合軍を襲うゾフィスのロンドラドムの鞭、そして火山弾。デモルトとの死闘で既に消耗していた清麿たちは、その奇襲によって攻撃のチャンスをすっかり見失ってしまい、有効な一撃を繰り出せないまま岩陰への避難を余儀なくされる。「余計な時間を食いました」…ゾフィスはそう言い残すと、あとは火山弾に任せて立ち去ろうとした。

「なめるなよ、ゾフィス」…不利な状況に置かれながらも、それでも闘志をたぎらす清麿。それを支えていたのは、パムーン…キッド…パティ…ビョンコ…これまで犠牲になった魔物や人間たち。そんな彼らの想いを背負っているからこそ倒れるわけにはいかない清麿たちは、再びゾフィスに立ち向かった! 「一人がダメなら二人で、二人がダメなら三人で! 皆で力を合わせ協力し闘う、これが信頼と友情の闘いなのだ!!」…ガッシュたち連合軍は互いにサポートし合い、悠々と構えていたゾフィスをついに揺るがす。そして、渾身の一撃を繰り出した!