第 79 話 2004/10/24 うごめく悪魔 最後の四天王登場

脚本
山田隆司
演出
貝澤幸男
作画監督
清山滋崇
美術監督
徳重賢

ガッシュ&清麿、ウマゴン&サンビーム組にキャンチョメ&フォルゴレ、そしてナゾナゾ博士が合流したところへ、ゾフィスの行いに反感を抱くレイラ&アルベールが加わり、一行の士気もこれまで以上に上がっていた。加えて月の石の光を浴びて、気力も体力も充実。目指す月の石の部屋で待ち受けるだろう、強大な魔物の存在に心を引き締めて挑む決意をするのだった。だが遺跡内部のトラップに精通しているはずのレイラはどこか頼りなく、月の石の部屋への一番乗りを目指すキャンチョメ&フォルゴレはトラップにかかりまくってしまう。

その頃、別行動をとっていたティオ&恵、ウォンレイ&リィエンも月の石の部屋を目指し、ダメージの残る体にムチ打って先を急いでいた。そこへ行けば清麿たちと合流でき、ようやく安心できる状況になる。しかしそんな一同の気持ちを踏みにじるように、石像のトラップが襲い掛かる。彼女たちの前に現れたのは、3面の女性の魔物を象った石像。それぞれ性格も意思も異なる石像の魔物は、自分たちが出す質問に答えよと迫ってきた。しかし「誰が一番かわいいか?」の返答に困ったリィエンが苦し紛れの魔法を放ったため、石像の魔物は破壊されてしまう。

同じ頃、今回の事件の首謀者であるゾフィスは、彼に強い憎しみを抱くシェリー&ブラゴと戦闘の最中にあった。ゾフィスに支配された幼馴染みのココを奪還しようとするシェリーと、何か策を弄するそぶりのゾフィス。シェリーがゾフィスの魂胆を探っている間、パートナーのブラゴは月の石の部屋にただならぬ力を感じ始めていた。「あの部屋に感じた力…動き始めたか。あっちの方が随分と楽しそうだ」と注意を払いながら。同じ頃、月の石の部屋に到着していた恵たちは、これまでにない強大な魔物を相手に苦戦を強いられていた。その魔物の名は…『デモルト』!

恵たちより一歩遅れて石像の魔物の元へとたどり着いた清麿たち。しかしそこには激しい戦闘の爪あとが残っているだけで、恵たちを出迎えた石像の魔物もすでに破壊された後だった。そこで感じられる異変。それは、その部屋まで届いているはずの月の石の光が存在していないことだった。用心しながら月の石の部屋に足を踏み入れた一同は、そこで驚愕の場面に出くわす。何と、清麿も認める実力の持ち主だったはずの恵たちが、デモルト相手に絶体絶命のピンチを迎えていたのだ! その成す術なく痛めつけられている姿を目の当たりにした一同は、ただ立ちすくむしかなく…。