第 7 話 2003/05/25 植物園の決闘

脚本
成田良美
演出
梅澤淳稔/地岡公俊
作画監督
出口としお
美術監督
渡辺佳人

日曜日、ガッシュにせがまれ、清麿はガッシュと鈴芽を連れて植物園にやってきた。そしてこの植物園を管理していると言う女性・つくしに出会う。彼女は清麿が中学をサボッてよくここに来ていた時、清麿をずっと見守ってくれていた。平和な植物園に突如異変が起こる。木の根や枝が生き物のように動き出し、園内にいた人々を次々に捕らえ始めたのだ。

それは植物を操る力を持つ魔物・スギナとそのパートナー春彦の仕業だった。関係のない人々を巻き込んで「トレーニングだよ」と言い放つ春彦。怒りに震える清麿。圧倒的不利な状況で、ガッシュと清麿は戦いを挑むのだった。清麿の考えたフォーメーションを駆使し、絶妙なコンビネーショ ンで二人はスギナの繰り出す攻撃を次々に迎撃、捕らわれていた人々を救い出す。そしてとどめのザケルを発射しよ うとしたが・・・ガッシュの口から電撃は放たれなかった。

勝ち誇った春彦は言う、呪文で発動出来る力は限られているのだと。二人は幾度と電撃を発射した事により、電撃も心の力も出し切ってしまったのだ。形勢逆転、一気に窮地に追い込まれた清麿とガッシュ。そんなピンチに現われたのはつくしだった。清麿の力になりたいと、彼女は必死に春彦の本を奪おうとする・・・。

「清麿、あんたは一人じゃない!!」つくしの心が伝わり、 清麿の中に熱いものが湧き上がっていく。守る心だ・・・ 魔本はまぶしい閃光を放つ!「第二の術、ラシルド!!」発動されたラシルドはスギナの攻撃を打ち破り、スギナの本を燃やした。植物たちは傷ついてしまったが、世話ををしてやれば新しい芽を出す。「あたしの友達たちは強いんだから。清麿、ガッシュ、あなたたちもね」と、つくしは笑うのだった。